パレスチナ・イスラエル:PLOはイスラエルがパレスチナ人殺害を合法化したと非難
2019年05月13日付 その他 紙


■パレスチナ解放機構:イスラエルはパレスチナ人殺害を合法化している

【ラーマッラー:クドス・com】

パレスチナ解放機構(PLO)は今日(13日火曜日)、イスラエルがパレスチナ人殺害・攻撃の合法化に関与しているとして非難した。

発言は、2015年7月に西岸地区でダワービシャ一家を発火物で襲撃した事件に関与したイスラエル入植者に、5年以下の禁固刑しか下されなかったことを受けたもの。この犯罪では18か月の幼児が火傷で即死、両親もその後火傷により死亡した。

PLO人権市民社会局は、この判決に関して報道発表で「イスラエル司法はパレスチナ人殺害を正式の合法化した。殺人を隠匿・擁護することがその真の狙いだということが改めてはっきりした」と述べた。

同局は「判決は、入植者一味に対して、パレスチナ人への犯罪を続け、焼き殺すといったあらゆる方法、そしてやり口で彼らに乱暴するようあからさまに呼びかけるものだ」と主張した。

また「占領政府が立法、行政、司法機関を駆使して行うこの人種差別的犯罪政策に立ち向かう」よう国際社会に要求すると付言、イスラエルが同政策によってすべての国際法、慣習法、国際条約から逸脱し、法から逸脱した政体になっていると指弾した。

そのうえで「こうした行為に国際社会が沈黙することは、イスラエルにこの手の犯罪を続けることの青信号となり、世界中のすべてのテロ勢力・組織に、制裁や追究を恐れずに殺人やテロ行為を犯すことを奨励するものだ」と警告した。

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( 翻訳者:松浦葵 )
( 記事ID:46777 )