■バースィール外務・移民相は入省式を終え宣誓を行った外交官らに「当省で情報漏えいを行っている者はひとりではない」と述べる
【ベイルート:本紙】
17名の女性を含む24名の新人外交官は、入省式を終え、ジュブラーン・バースィール外務・移民相や同省高官が出席した同省の祝典で宣誓を行った。
新人外交官の宣誓は以下のように行われた。「私は神に誓って、忠実に誠実に職責を果たし、また職務上知り得た機密を守ります。在職中および退官後においても、外務・移民省から執筆許可がある場合を除いて、メモ書き、記事、著作物や声明において、自身が業務を行う中で知り得た事柄を口外しません。」
その後、バースィール外務・移民相は演説の中で以下のように語った。「…私が大臣就任後初めての外交官試験では、15名の女性を含む43名が合格した。そして今日17名の女性を含む24名が合格者した。これは、今回の合格者の70%を女性が占めていることを意味しており、女性が社会において本来以上の役割を果たしている。」
また、同相は次のように続けた。「諸君が宣誓したのと同時に、当省である事件が起こった。私は、諸君が直面する可能性のあることを知るために、私から直接、その事件について知る機会があることをうれしく思う。これこそが、我々全員が事件から学ぶべき教訓なのだ。2014年に私が外務・移民相に就任した際、複数の議事録の漏洩が明らかになった。我々は、毎日数十の報告書を受け取る。その中には機密扱いのものもあれば、公開可能なものもあるが、その重要性に関係なく当省のだけが知り得るものであり、外部への流出は許されない。特に、それが意図的、組織的、計画的に行われていたとしたら、その流出先がメディアであろうが、政治主体といった当省以外の機関であろうが許されないことだ。また、流出先にその権利があろうがなかろうが(情報の流出は)許されないことだ。なぜなら、この報告書が時には担当の議長や大統領、首相、国会議長に送られるものであり、またある時は省庁や担当機関、あるいは在外のレバノン大使館に送られるものであること彼らは知っているからだ。そしてこの分野にはある種のメカニズムが取り入れられている。」
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:難波奈央 )
( 記事ID:46778 )