ガスプロムのヴィタリイ・マルケロフ副社長は、「(トルコ・ストリーム)プロジェクトにおける海底とロシア領での建設は完了した。最初のガス輸送は12月31日の開始を計画している」と会見で明らかにした。
ロシアのエネルギー大手ガスプロムのヴィタリイ・マルケロフ副社長は、トルコ・ストリームのパイプラインプロジェクトで、天然ガスの初回輸送を12月31日に計画していることを明らかにした。
マルケロフ副社長はサンクトペテルブルクで行った記者会見で、トルコ・ストリームプロジェクトにおけるトルコの陸地部分での建設は出来形率73%で、11月には完了させる見込みだとし、「プロジェクトの海中部とロシア領の部分(の建設)は完了した。最初のガス輸送を12月31日に開始するよう計画している」と語った。
マルケロフ副社長はガスプロム社の探鉱プロジェクトについても言及し、「今年は探鉱に12億米ドル(約1,315億円)をあてる計画だ。この金額のうち11億米ドル(約1,206 億円)がロシアでの探鉱作業に使われるだろう」と語った。
ロシアの天然ガスをトルコとヨーロッパへ輸送するトルコ・ストリーム天然ガスパイプラインは、それぞれ年間157億5千万立方メートルの輸送容量をもつ2つの送ガス管から成っている。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:46782 )