スーダン:反体制派は軍事評議会が抗議者らとの交渉を中断したことに遺憾の意を表明(1)
2019年05月16日付 al-Quds al-Arabi 紙
■スーダンの反体制派は軍事評議会が抗議者らとの交渉を中断したことに遺憾の意を表明する一方で、ハルツームの路上からバリケードを撤去
【本紙:ハルツーム】
スーダンの反体制派「自由・変革同盟」は、(現在同国を)統治している軍事評議会が抗議者らとの交渉を中断したことは「残念な決定だ」と述べた。また、同盟は「(国防省の)総司令部および国内の座り込みを行っている広場全てでの」座り込みを継続すると約束した。
軍事評議会議長のアブドゥルファッターフ・ブルハーン中将は木曜(16日)早朝に行われたテレビ演説にて、抗議者らが事態の鎮静化に関する合意に違反したとして批難し、協議の中断を発表した。
軍と文民による合同統治評議会設置に関して合意に至る途上であったであろう協議に暴力が影を落とした形だ。なお、統治評議会は大統領選挙の実施までの3年間の移行期間に国政運営を担う。
また、(軍と反体制派)双方は(ここ数日で発生した)殺傷沙汰の責任に関して互いに批難し合っている。スーダン職業組合連合の報道官のひとりであるアムジャド・ファリード氏は「我々は民間人に対する攻撃の責任は軍事評議会にあると考えている。現在行われているのは、革命家たちに対する前政権の対処方法そのものだ」と話した。
しかしブルハーン中将は、協議は継続中である一方で、事態の鎮静化に関する了解事項に違反したとして抗議者らを批難し、彼らは首都の生活を混乱させ、軍と合意済みの座り込み(を行う)地区の外で道路を閉鎖していると述べた。
(2)に続く
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( 翻訳者:中鉢夏輝 )
( 記事ID:46794 )