シリア:トルコが停戦期間の延長を要求(1)
2019年05月20日付 al-Watan 紙
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■トルコは早急に停戦期間の延長を要求する見通し。政府軍はイドリブの停戦を遵守し、テロリストを撃退(1)

【アレッポ:ハーリド・ザンギルー、ハマー:ムハンマド・アフマド・フッバージー、ダマスカス、本紙、諸通信社】

シリア政府軍は北部での停戦を順守しつつ、ハマー県とイドリブ県郊外におけるテロ組織の停戦違反に応じた。その一方で、トルコから支援を受ける民兵に近い複数の情報筋が明らかにしたところによると、トルコはロシアと両国合同作業グループの第2回会合を通じて、今夜終了する72時間の停戦の延長を要求する見通しだ。その代わりにトルコは、民兵、ヌスラ戦線、テロ組織からイドリブ合意を速やかに履行する確約を得るという。

現場筋は本紙に対し、テロ組織が昨日(19日)再度停戦に違反したと明らかにした。今次の案件の準備が整うまでの間に、ハマー県北部の安全地帯、特にハマーミーヤートの環状線に向けてロケット弾12発を発射したが、その物的損害は限定的だという。

同情報筋の説明では、テロリストらはハマー県北西部に対する軍事攻勢の強化にこの停戦を利用しており、彼らはトルコの支援を受けるシャーム解放戦線の民兵から成る特殊部隊と呼ばれている。 

また同情報筋は、政府軍はヌスラ戦線とその同盟勢力による停戦とイドリブ合意の違反に砲撃で応じ、ハマー県北部のフワイズ・キルカート環状線上にある彼らの拠点を攻撃したと明らかにした。この攻撃の結果、テロリストらが潜伏していた拠点が破壊されたという。

ロシアの当事者和解調整センターは昨日の声明で、シリア政府軍が停戦を順守していることを確認した。さらに、政府軍は5月18日土曜日の深夜以降、一方的な攻撃を停止しているが、武装勢力が軍の拠点や民間人の居住区を攻撃し続けているという。同センターはイドリブの緊張緩和地帯に拠点を置いている戦闘員らが、今月18日から13回にわたって政府軍の拠点を攻撃したと発表した。

(2)に続く

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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:46806 )