ズィヤ・セルチュク国民教育大臣は、中等教育で数学が選択科目となる件について、正しくない情報が出回っていることを指摘し、「いかなる生徒も数学の授業を受けることなく次学年に進むことは不可能だ」と述べた。
新中等教育モデルの発表後に持ち上がった「数学が選択科目になる」という噂に対し、国民教育大臣がコメントを出した。
「我々が発表した中等教育構想においては、数学の授業は第9、10、11学年で共通科目となる。すなわち、全生徒が必修の授業だ。第12学年では、特別キャリア授業として設けられ、数学に重点を置いた様々な授業が開始された。同時に生徒は如何なる分野の授業を選択したとしても、数学的知識を使う状況下にある。社会科学や物理科学の分野にも、数学に結びつく分野が数多くある。第12学年の生徒には、数学、物理、社会科学において、各々の分野を深める機会を与え、彼らの人生の準備期間とする」と述べた。
■噂は正しくない
省の発表によれば、必修科目は第9学年で8科目、第10学年で10科目、第11学年で10科目、第12学年で7科目となる。第9学年では、選択科目1と2からそれぞれ1つ授業を受講する。第10・11学年では3つの授業を必修推奨科目あるいは関心に沿った選択科目から受講する。
第12学年では、特別キャリア授業である外国語コース、数学重点コース、物理・技術コース、社会・人間科学重点コース、芸術・技術重点コースから4つの授業を選択する。セルチュク国民教育大臣はツイッターで、「中等教育において数学が選択科目になるという正しくない情報が広まっている。いかなる学生も数学の授業を受けることなく次学年に進むことは不可能だ。非常に明確なことである。これにも関わらず反論する者がいたとしても、理由を説明してもらうまでもない」と述べた。
■高等教育機関試験の変更は最速で2024年に
2024年以前に、高等教育機構試験(YKS)が変更される可能性があるとする一部の報道に対して、国民教育省から次のように発信された。
「ズィヤ・セルチュク大臣は、中等教育構想の発表会合で、YKSに関する変更が最速で2024年に中等教育構想と調和する形で取り上げられることを明確に強調し、2024年以前の大学入試の変更に関しては如何なる発言も行わなかった。」
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( 翻訳者:森彩音 )
( 記事ID:46822 )