ヤウズ・セリム橋運営会社、国の保証金支払い方法に変更申請
2019年05月27日付 Cumhuriyet 紙


ヤウズ・スルタン・セリム橋と北バイパス道路の開通部分では、国が運営会社に対して行う予定の保証金の支払いに際し二つの異なる時期のドルのレートが考慮されるようになる。支払いは、年の前半は1月、年の後半は7月のドルのレートが基本となる予定である。国は、支払いを行う時期も変更した。これにより、1月1日から6月30日分については同年の7月に、7月1日から12月31日分については翌年の1月に保証金の支払いを行う予定である。

ヤウズ・スルタン・セリム橋と北バイパス道路を、ICイチタシュ建設とアスタルディの共同企業体ICAが運営している。事業会社は、2018年8月に発生したドルの急騰後に交通インフラ省に申請した。

為替レートの変動に言及して、保証金の支払いにおける計算方法の変更を要求した。年の前半は1月、後半は7月のドルのレートを基本とすることを議題とした。

■新しいモデル

ハベルテュルクのオルジャイ・アイディレッキの記事によると、交通省と道路総局は、この件について検討を行い、少し前に結果が出た。関係責任者達の承認と署名により新しい計算方法の適用が始まった。

新しいモデルは何を見通しているのか。この問いに答える前に以前の支払い方法について簡単に説明しよう。

ヤウズ・スルタン・セリム橋とオスマン・ガズィ橋、ユーラシア・トンネルとイスタンブル・イズミル自動車専用道路は、民間会社によって建設・運営・譲渡というモデルで建設された。この事業では通行料は、為替レートによって決定される。

国はこの事業に対し一定数の車両が通過することについて保証を行った。通過車両の数が、保証台数の下に止まる場合、その台数の差額は国が支払う。例えば、2018年の保証金の支払いは、2019年4月に行われた。支払いは、2018年1月2日のドルのレートを基に計算された。国は、予想された台数の車が例のプロジェクト施設を使用しなかったため、運営会社に対して合計36億5000万リラを支払った。

■新しいシステム

では、新らしい支払方法を見てみよう。ヤウズ・スルタン・セリム橋と北バイパス道路の開通した区間では、国が運営会社に対し行う保証金の支払いは、二つの異なる日付でのレートを考慮する。支払いは、年の前半は1月のレートを後半は7月のレートを基本とする。

国は支払いを行う日付も変更した。これにより、1月1日から6月30日については同年の7月に、7月1日から12月31日までについては翌年の1月に保証金の支払いが行われる。

別の事業ではまだ変更は行われていない。しかし、この措置が前例となり、別の事業でも同様の適用が実現する可能性があると明らかにされている。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:46852 )