シリア:イスラーム国の兵士の子供は帰国の実現に向けて故郷の政府に呼びかける(4)
2019年05月27日付 その他 紙


■イスラーム国の子供兵士たちは、「無明の考えの犠牲者」となった後、出身国への帰還を自国の政府に要求。

【ハサカ:ナスリーン・アリー】

Aさんは、イスラ-ム国に加わった数千人の兵士と同じように、一定期間、トルコに滞在した。彼らは諜報機関によって逮捕されたが、彼女によれば、逮捕の理由は知らされなかった。その後、彼らはイスラーム国が拿捕していたトルコ領事館職員との捕虜交換の対象になった。

彼女は語り続けた。「トルコの諜報機関はイスラーム国の捕虜と私たちを交換しました。私たちはタバカの街からシリアへと向かい、そこでイスラーム国の戦闘員が私の父に軍事訓練を受けるよう求めました。しかし、私の父はそれを拒否しました」。

さらに彼女によれば、タバカでの滞在中、父親が戦闘員であることを示す身分証を所有していなかったため、嫌がらせを受けていたという。

「タバカでは、父がイスラーム国の部隊に所属していることを示す身分証を持っていなかったため、イスラーム国から嫌がらせを受けていました。しばらくして、父は衛生隊に無理矢理入れられました」。

彼女は続けた。

「私と父は、トルコによる圧力によってシリアにやって来て、イスラーム国に加わりました。私たちに起きたことは、全てトルコが原因です」。


(5に続く)


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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:46857 )