パレスチナ:アラブ首脳会議とイスラーム首脳会議の成果を歓迎
2019年06月01日付 al-Hayat 紙


■パレスチナ大統領府:アラブ首脳会議とイスラーム首脳会議での諸決議は、我々の問題への支持だ

【ラーマッラー:本紙】

パレスチナ大統領府は、メッカで開催されたアラブ首脳会議とイスラーム首脳会議での諸決議を歓迎した。また、「これらの決議はパレスチナ問題を清算する試みを拒絶するパレスチナの立場を支持するものである」と強調した。

パレスチナ大統領府のナビール・アブー・ラディーナ報道官は、本日土曜日(6月1日)の報道発表で、「アラブの共同体とイスラームの共同体がパレスチナと同じ立場をとることは、米国政府とイスラエルに対し、非常に明白なメッセージを向けた。それは、包括的かつ公正な和平を実現する唯一の道は、国際的な正統性のある諸決議を実施し、1967年の境界線に基づき、東エルサレムを首都とする自らの独立国家を樹立するパレスチナ人民の正統な権利にそぐわないあらゆる取引を拒絶することによる、というものだ」と述べた。

また、「和平への道は明白であり、それを主導するのはパレスチナ人民の正統な指導部であって、書面の内容と合致しない空想の取引や経済プロジェクトによるものではない、ということをすべての者は理解しなければならない」と付け加えた。

さらに、同報道官はパレスチナ指導部が指導部を代表して、あるいはパレスチナ人民の名で語るよう、誰にも委任していないことを確認したうえで、「値引きなどできないパレスチナ人民の権利を損なうことを目的とするいかなる会議も取引も受け入れない」と強調した。

また、「複数の聖地があるエルサレムをはじめとする、パレスチナ人民の権利や彼らの盤石さは、売却や値引きが可能なものではない。どれほど直面する障害や困難が大きくとも、パレスチナ人民は勝利するだろう」と強調した。

さらに、「マフムード・アッバース大統領が、メッカで開催された2つの首脳会議で『我々は、エルサレムを売却することや、我々の民族としての盤石さを放棄することを受け入れない』という言葉で確認したパレスチナの勇敢な立場は、パレスチナとアラブと国際社会の総意であり、米国政府による傲慢、偏向、国際的な正統性の破壊に直面する世界のすべての自由主義者の立場である。そして、米国政府の背後にはイスラエルの存在があるが、遅かれ早かれ終焉を迎えるであろう」と述べた。

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:46886 )