豪華客船、4年ぶりにイスタンブル寄港
2019年06月07日付 Hurriyet 紙


イスタンブルにクルーズ船が四年ぶりに来航した。10階建ての”Regent Seven Seas Voyager”号はサライブルヌ港に錨を下ろし、750名の乗客がオスマン軍楽隊(メフテル)の歓迎を受けた。

カラキョイ港港湾局のメフメト・カルヨンジュ副局長は、「イスタンブルのような国際都市に4年ぶりに船が寄港したことは、私たちにとって、そしてトルコにとって幸せをもたらすものだ」と述べた。”Regent Seven Seas Voyager”号は乗客の大半がイタリア人やギリシャ人で、午前8時半にサライブルヌ港に到着した。4年ぶりにイスタンブル来航を果たした豪華クルーズ客船のために式典が開かれた。750人の乗客のためにレッドカーペットが敷かれ、メフテルに出迎えられた。メフテルを興味深そうに眺めていた観光客の中には記念写真を撮っている者もいた。

■「我が国にとって大変貴重な機会である」

客船を迎える代表団長を務めたカラキョイ港港湾局のメフメト・カルヨンジュ副局長は、クルーズ船の4年ぶりの来航に満足していると述べ、次のように語った。
「私たちは今日とても幸せである。今までは観光における柱が一つが欠けていたのだ。イスタンブルのような国際都市に4年ぶりに船が寄港したことは、私たちに、そして我が国に幸せをもたらすものだ。この後も次々に船が来るだろう。少し前に船長にもお会いした。彼自身もここに来られたことを幸せに感じている。バハマ島の旗を掲げた船の乗客は、イスタンブルの歴史的スポットを訪れるだろう。安全面としては、局長の指示のもと、あらゆる対策を打った。乗客たちが2日間の滞在を楽しんで帰り、この先もクルーズ船が来ることになればうれしい。我が国にとって大変貴重な出会いであった。」

■「私たちはこの日をずっと待っていた」

観光ガイドのアイチャ・ケシジさんは、イスタンブルのガイドたちをサポートする目的でイズミル県からやってきたと説明し、このように話した。「今日は私たちみんなとてもわくわくしています。長い月日、およそ4年越しに一隻の船がイスタンブルに来ているのです。私たちはこの日をずっと待っていました。我々は観光に携わるものとして、これは何かの始まりだと思っています。ほかの船もこれに続くだろうと信じていますし、そのようになると願っています。観光では、最も小さいことでもその思い出として残ります。人々は安全で、平和に幸せでいられるような国へ行きたがります。この船がイスタンブルに寄港したことは我々にとって良いことです。ここが安全で、安定していると認識されるようになりました。」
船での観光を近くで追いかけているという市民の一人はこうコメントした。「イスタンブルにとってこのような船はとても重要です。少なくとも3千人から4千人の乗客がここから降りるのです。彼らはイスタンブルの歴史や観光業に貢献します。数年ぶりに船がここへやってきて、歓迎の式で出迎えられました。ガラタポートが完成すれば、さらに大きな船がやってくるようになるでしょう。」

■10月までに22隻のクルーズ船が来航予定

おそそ4年間停滞していたクルーズ観光は、今年から再び息を吹き返し始めた。10月までに22隻のクルーズ船の来航が見込まれ、この数は2020年には80にもなるだろうと言われている。

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( 翻訳者:大谷菜々 )
( 記事ID:46926 )