元ISIL「ローンウルフ」テロでレバノンのイードは台無しに (4)
2019年06月04日付 al-Hayat 紙


■元ISIL兵士による「ローンウルフ」テロでレバノン・トリポリのイードが台無し
(犯人は)軍と治安部隊に包囲されて自爆


【ベイルート:本紙】

LBCチャンネルは、今朝、現場となった部屋の写真を公開した。部屋は血で汚れ、爆弾ベルトの爆発で調度品や家具は散乱していた。また、バラバラになったマブスートの遺体は壁一面に広がって付着していた。ガラスや瓦礫で埋もれたバルコニーは崩落していた。家具の破片は、通りにまで散らばっていた。

マブスートは部屋の鏡に「ムスリムの我が兄弟よ、私を許してくれ。決して・・・つもりはなかった」と書き残していた。爆破の衝撃で鏡が割れ、残りの文章は読めなかったが、部屋の持ち主に、不法に立てこもったことを詫びているようだった。

また、後日報じられたところによると、マブスートは犯行以前、妻に犯行の意志を知らせるボイスメッセージを送っていた。「よく聞いてくれ、俺は今、神のための戦いに出かける。お前は(すでに)俺と離婚している。お前が裁判所へ連行されても、奴らにこのメッセージを聞かせればよい。俺がお前と離婚したことを分かってくれるだろう」と録音されていた。


(5)に続く

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:46932 )