イエメン:政府軍がフーシ派民兵に打撃を与える
2019年06月08日付 al-Hayat 紙

■イエメン軍がハッジャ県北部に進軍、民兵側はサナア東部で甚大な被害を受ける

【アデン:本紙】

イエメンの正統政府を支持する有志連合軍から支援を受けるイエメン軍の部隊が、同国北西のハッジャ県にあるハラド郡とミーディー郡の間に位置するナスィーム農場を制圧した。

あるイエメンの軍事情報筋は、「イランから支援を受けるフ―シ派民兵の拠点に対する大規模な奇襲軍事作戦を受けて(イエメン軍は)前進した。なおこの軍事作戦により、正統政府の軍部隊がナスィーム農場、カッス村、ジュブラーン村、バニー・アウヤド村、ヒジャーウィラ村を筆頭とする複数の村を制圧した」と語った。

また、第五軍域にある報道センターの発表によると、フーシ派のテロリスト民兵は彼らが失った拠点を取り戻す為に反撃を仕掛け、その直後から現在に至るまで継続している戦闘が始まったという。その一方で、イエメンの正統政府を支持する有志連合の戦闘員らは、フーシ派の部隊とその援軍を標的とした攻撃を五回実施したと発表した。

それに加え、イエメン軍はサナア東部にあるナフム(郡の)前線の左翼方面においてフーシ派のテロリスト民兵が集う拠点を標的とした軍事作戦を開始した。

また、サナアにある人民抵抗軍の報道センターが軍事情報筋の話として伝えたところによると、イエメン軍の部隊は(ナフム)郡の中心部ムディードやバニー・カルジュ、ムジャーワハに近いフーシ派の拠点への奇襲攻撃を行ったという。

なお、同情報筋によれば民兵側は甚大な人的・物的被害を受けた一方で、攻撃を仕掛けた軍部隊に関しては一人の負傷者も確認されなかったという。

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( 翻訳者:滝沢侑也 )
( 記事ID:46941 )