アフリカサッカーが危機に瀕している…ネイションズカップ前に評判を落とす(1)
2019年06月07日付 al-Hayat 紙

危機に瀕するアフリカサッカー…ネイションズカップ前に評判を落とす(1)

【カイロ:ムハンマド・ファトヒー】

今年6月21日から7月19日までの期間にエジプトで開催されるサッカーアフリカネイションズカップの開幕前にアフリカサッカーの真価が問われている。ここ最近の数々の事件によってその評判を大きく落としているのだ。

物議をかもす展開の中で、アフリカサッカー連盟(CAF)のアフマド・アフマド会長は、今年4月に同会長の決定により解任されたエジプトのアムル・ファフミー前CAF事務局長から告発された汚職の容疑でフランス当局による取り調べを受け、その後釈放された。

ファフミー氏の告発には、アフマド会長がある企業とのウェアやスポーツ用品を供給する契約を破棄した後に競合他社と契約を結んだため、10万5000ユーロの違約金の支払いを連盟に負わせたとある。加えてアフマド・アフマド会長の第一補佐役に近い友人であるロイック・ガーランド氏を筆頭にこの契約から利益を得た者たちがいるという。

アフマド・アフマド会長はパリで10時間以上の取り調べを受けた後、弁護士がスイスから到着した直後に釈放された。アフマド会長はいかなる報道発表による証言も拒否し、補佐役たちが、アフマド会長は明日(8日)土曜日にフランスで開催される女子ワールドカップの開会式に出席すると確約するにとどめた。

一方エジプトサッカー協会のHPは、アフマド会長がハーニー・アブー・リーダエジプトサッカー協会会長兼アフリカネイションズカップ組織委員長とともに、CAF関係者が多数出席する中、滞在先のパリでの会議を主導する様子を写した写真を掲載した。またエジプトサッカー協会は、この会議は今月21日にエジプトで始まるアフリカネイションズカップ運営の最終準備を確認するものであると指摘した。

(2)に続く

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( 翻訳者:松浦葵 )
( 記事ID:46954 )