■ロシア政府:8万人のシリア人はイドリブを去る準備ができている
【ドバイ:本紙】
ロシア軍シリア調停センターのヴィクトール・クプチシン司令官(小将)は、最大8万人のシリア人が緊張緩和地帯にあるイドリブ地域(シリア北西部)を去る準備ができていると明らかにした。
同司令官は月曜日(10日)に開かれたシリア・ロシア合同の難民帰還調整委員会の会議にて以下のように述べた。「4万から8万人の避難民が緊張緩和地帯を去る準備ができていると予想される。そしてハマー県、ホムス県、デリゾール県にて彼らを受け入れるのに十分な数の一時的な宿泊施設の準備が整っている。」また、同司令官は市民が安全にイドリブ地域から離れられるよう、5月27日よりスーラーン検問所を新たに開設したと言及した。同検問所は1日に最大1000人と50台の車両に対応することができるという。なお、現在のところ同検問所にて避難する動きは見られていないと明らかにした。
国際社会の不安を煽る軍事行動がエスカレートする中、ハマー県北部とイドリブ県南部の郊外ではここ最近緊張が高まっており、数十人の市民が犠牲となった。
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( 翻訳者:大野和輝 )
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