タクシー営業権、再び値上がり
2019年06月12日付 Cumhuriyet 紙

旅客輸送業ウーバーがイスタンブルにおけるミニバスのビジネスを終了すると発表し、タクシーメーター料金で値上りが予想されることで、一時30%の下落で125万リラまで価格の下がったタクシー営業権料金に40万リラのドーピング効果が生じた。イスタンブル全体でタクシー営業権は165万リラまで上昇した。

公正発展党(AKP)のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が5月の最終週にイスタンブル中小業者達と行なった会合で特別消費税の減額延長に関する発表を行って、タクシーメーター料金で料金表の更新が予想され、ウーバーがイスタンブルにでのミニバスのビジネスを終了させることで、間違いなくタクシー運転手を喜ばせることになった。

特に、ウーバーと長期間に渡り緊張が続き、その運行業務が多くの国民により利用されていたことにより、一時200万のラインで踏みとどまっていたタクシー営業権料金は125万リラまで下落した。

■40万リラ上昇した

5月の最終週にタクシー運転手に味方するように始まった好ましい営業権料金の再上昇は、直近15日以内で165万リラにまで上昇した。この件に関してイェニシャファク紙に話したイスタンブルタクシー連合のエユプ・アクス代表は、ウーバーが違法な輸送を終わらせ、タクシーメーター料金で料金値上げが予想されることで、営業権の価値は再び165万リラまで上昇したと述べた。

■一月のレンタルは8000リラ

最新の情報によれば、トルコには6万台以上のタクシーが存在し、このうち1万8千台はイスタンブルにあるという。こうしたタクシーの60%は流しのタクシー、40パーセントは個々の停留所に所属している。タクシー営業権が貸与される場合、月額は平均8000リラ程度である。

■4リラから6リラへ

タクシー料金は6月末より値上がりすることが予想されている。これにより4リラであった初乗り料金が6リラに、1kmあたりの料金は2.5リラから3.25リラへと値上がりする。

■ウーバーはミニバスのビジネスを停止させた

2014年よりイスタンブルでサービスを開始した世界的な旅客輸送業であるウーバーは、2019年5月31日をもって、イスタンブルにおけるミニバス輸送サービスのビジネスを終わらせたと明らかにした。同社は、業務を通じて、イスタンブルの利用者にイエロータクシーとターコイズタクシーのサービス提供を続けている。

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( 翻訳者:森彩音 )
( 記事ID:46960 )