エジプト:スィースィー大統領はマクロン大統領との電話会談でリビア軍への指示を表明
2019年06月15日付 al-Hayat 紙

■エジプト:スィースィー大統領はマクロン大統領に対しテロとの戦いにおけるリビア軍支持を表明

【カイロ:本紙】

エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領はフランスのエマニュエル・マクロン大統領に対し、エジプト政府はリビア軍を全面的に支持すると表明した。

エジプトのバッサーム・ラーディー大統領府報道官によると、スィースィー大統領はマクロン大統領との電話会談を行い、リビア情勢をはじめとした地域の諸問題について意見を交わしたという。スィースィー大統領はリビアの一体性・安定・安全保障、そしてリビア国民の意思の実現を支持する同国の立場を表明した。またテロとの戦いや、リビアのみならず地域の安全を脅かし地中海地域にとっても脅威となる武装組織や民兵集団の殲滅を目指すリビア国民軍の取り組みに対しても、同様に支持を表明した。

一方でフランス大統領は地域の安全保障全体を脅威にさらしている現状からの脱却を目指し、リビア危機解決の必要性を確認した。また同問題における両国共同での取り組みを密にする必要性についても合意した。

さらに(電話会談では)スーダン情勢の進展についても触れ、スィースィー大統領はスーダンの主権の完全な尊重および内政不干渉というエジプトの確固たる立場の下で、同国は同胞たるスーダン国民の選択と意志を支持すると表明した。また、これと共にスーダン国民に資するようこの危機からの脱却と同国の安定や安全の維持すべく、一致団結した国際的な取り組みの必要性も強調した。

(後略)

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( 翻訳者:鈴木陽也 )
( 記事ID:46975 )