ヨルダン:ヨルダンとモロッコ、バーレーンでの経済ワークショップへの参加未決定(2)
2019年06月15日付 al-Quds al-Arabi 紙

ヨルダンとモロッコ、バーレーンでの経済ワークショップへの参加未決定(2)

【ロンドン:本紙】

他方モロッコ政府は一昨日(6月12日)夕方、バーレーンでの会合への参加に関する立場は自国の諸政府機関や委員会が表明し、モロッコ外務省が定めた日時と文脈で発表されると述べた。これは記者会見でモロッコのムスタファー・ハラフィー政府報道官が、同会合へのモロッコの参加に関する立場についての質問への応答として発言したものだ。

これに加え、パレスチナ民族解放運動「ファタハ」の革命評議会は、パレスチナの人民と指導部は、様々な名称や動きの下でパレスチナ問題を処理し、またパレスチナ人民の正当な国民的権利を奪おうとする陰謀に立ち向かうにあたって、一つの戦列を成していると強調した。またいわゆる「世紀の取引」とバーレーンでの会合には断固反対すると強調し、会合のボイコットを呼びかけた。その上で、「問題は極めて国民的で政治的なものであって、我々の権利もエルサレムも売り物ではない」と述べ、占領が続く中で経済が繁栄するという妄想に同調しまわぬように注意を呼び掛けた。

同評議会は、パレスチナ人民に対し、バーレーンでの会合に反対する大衆による行進やイベント、草の根レベルでの活動に加わるよう呼びかけた。同様に他のアラブの人民に対して、会合に反対するよう呼びかけた他、パレスチナとエルサレムに関するアラブ連盟首脳会合での一連の決議を遵守する必要があると呼びかけた。革命評議会は、性急な行動と占領者との関係正常化が、アラブ和平イニシアチブに反し、またイスラエルの駐留に屈しないパレスチナ人民への裏切りであるとし、そうした行動や関係正常化を拒否すると述べた。また、アメリカ・イスラエルからの攻撃に対する自衛のため、パレスチナ人民への政治的・経済的なセーフティーネットを確保するというアラブ側の決議と約束を履行する必要性を訴えた。

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( 翻訳者:堀嘉隆 )
( 記事ID:46996 )