パレスチナ:ガザ地区の事態の沈静化のためにエジプトと国連が仲介(1)
2019年06月30日付 al-Quds al-Arabi 紙


■数日以内にガザの沈静化を確かなものにするという、エジプト代表団の新たな任務(1)

【ガザ:アシュラフ・フール、本紙】

事態沈静化のための仲介者らは、ガザ地区のハマース、テルアビブのイスラエル政府高官らと調整を続けている。これは、事態鎮静化のための了解事項の継続的な履行を保証することを目的としている。なお、この調整は武力衝突一歩手前となった数日におよぶ緊張状態を受けて、先週の金曜日(28日)未明に更新した合意に照らして行われている。

先週の金曜日(6月28日)に比較的穏やかに64回目の(帰還の行進)活動を終えると、市民の抵抗運動はそれ以上発展することなく、またそれほどエスカレートすることもなかった。そして、仲介者らは武力衝突やそれ以上の展開となるのを防ぐために新たな状況の悪化を回避する、といった残りの合意事項の継続的な履行を保証すべく、双方の当事者との調整を再開させた。

ガザでは、予定より遅れて今週半ばにエジプト治安当局の代表団の到着が待たれている。同代表団の到着は先々週の予定であったが、責任者らから先週半ばに延期になると伝達があったものの、そのタイミングでも訪問はかなわなかった。

エジプト治安当局の代表団は、国連の責任者らと連携してハマースとイスラエルの高官らと先週の木曜日(6月27日)の夜に接触し、「燃える風船」の使用停止を含む了解事項の履行を目的とした新たな合意を通してガザ現地で起きている事態の沈静化に成功した。一方、イスラエルは(この合意に従い)発電所用の燃料を(ガザ地区内へ)搬入し、またガザ沿岸の漁業可能区域の拡大を許可する。

(2)へ続く

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( 翻訳者:友添日向子 )
( 記事ID:47075 )