パレスチナ:ガザ地区の事態の沈静化のためにエジプトと国連が仲介(2)
2019年06月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
■数日以内にガザの沈静化を確かなものにするという、エジプト代表団の新たな任務(2)
【ガザ:アシュラフ・フール、本紙】
本紙が取材したところによると、事態の沈静化に向けた了解事項の継続的な履行や第一段階の全ての事項の履行を保証するために、エジプトの代表団は到着次第テルアビブとガザで一連の会合を開く予定だ。また、大規模なインフラ(整備)プロジェクトの実行を含む第二段階を実施する時期に関する深い議論も行う。
さらに、イスラエルが履行を遅らせている事態沈静化に向けた了解事項の第一段階で規定された事項に関する問題、特に仲介者らが介入する前に緊張状態を招いた理由の一つであるガザ地区内外で行われる弱者の運動への規制緩和の導入について解決することになっている。
イスラエルでは縮小版の閣議が昨日(6月29日)正午に開かれ、ハマースとの対立沈静化合意とガザ地区との南部の境界線地域で発生した事件について議論された。なお、この閣議に先行してベンヤミン・ネタニヤフ首相は、「軍事的な選択がガザに対してなされた。しかし、ガザ地区を取り囲む地域が沈静化したと見なされない場合、我々はガザに対し、より厳しい制裁を科す」と述べた。
また、閣僚の一人であるエリ・コーへン氏はハマースに対し、イスラエルの「自制」した政策は限界にきたと警告した。そして、「燃える風船」に対するイスラエルの報復は「厳しく、痛みを伴う」ものになるだろうと脅した。
(3)に続く
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( 翻訳者:友添日向子 )
( 記事ID:47093 )