エジプト:ムスリム同胞団のメンバーに禁固刑など判決
2019年07月07日付 al-Hayat 紙


■ムスリム同胞団のメンバー21名に「テロ行為」などの容疑で禁固刑の判決

【カイロ:本紙】

エジプト南部ソハグの刑事裁判所は、同国でテロ組織と認定される「ムスリム同胞団」のメンバー16名に対し「テロ行為」の罪で禁固15年、3名に終身刑25年(訳注:エジプトの法律では終身刑は禁固25年に相当)、残りの被告人に禁固10年の刑を科した。

事件は2015年、ソハグの国家安全保障局の保安官に対し、容疑者達が同地域西部の山岳地帯の洞窟に、機関銃と大量の弾薬と共に潜伏しているという情報が寄せられた時点に遡る。これらは逮捕された後、テロ行為を実行した罪、ソハグにおいて複数のテロ関連犯罪の準備・計画を行った罪、警官や個人、警察・経済・公共施設を標的にした罪、体制の転覆を試みた罪により、検察によって起訴された。

一方、破棄院(訳注:最高裁判所)はカイロのヘルワンにある殉教者広場で起きた暴力事件に関連し、被告人から提出されていた上告を受理する決定を下し、被告人の再審を認めた。

なお、南カイロの刑事裁判所は2016年4月、過去(訳注:革命以前)に国会議員であった者を含む7名の被告人に対し厳重禁錮10年を、不在の被告人9名に対し禁固15年の判決を下していた。判決は、2013年8月に「ラービア・アダウィーヤ」の座り込み抗議が解散させられた直後、ヘルワンの殉教者広場で起きた暴力事件に関連してこれらが起訴されていたことを受けてのものだった。

同裁判において、検察は被告人グループに対し、テロ組織に所属した罪に加え、武力を誇示した罪、暴力を振るった罪、未許可の武器を所持した罪、当局に反抗し公共の秩序を乱した罪を含む複数の容疑を掛けていた。

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( 翻訳者:滝沢侑也 )
( 記事ID:47118 )