シリア政権の「第一の失敗」としての経済的失策(6)
2022年02月06日付 その他 - al-Souria.net 紙
■シリアの失敗…第一に存在するのは経済の失敗
【スーリーヤ・ネット】
こうしてシリア政権は、イランを出自とする約束を待つようになった。テヘランそれ自体が、イスラーム共和国と米当局の間で、米国による対イラン制裁の免除をもたらす契約を結ぶことを誓約しているためである。
仮にイランから大量の米ドルがシリア政権に流れ込んだとしても、同政権の危機は変わらず残り続けるだろう。それは長きにわたって倫理というものが不在だった国家における危機であり、「前世紀にあたる1950年代半ば以来、ソ連から武器を購入し続けるメリットはなにか?」、「なぜそれらの武器はゴラン高原の部分を解放するのに使われなかったのか?」といった質問を投げかける者が存在しない国家における危機である。実際にはそれらの武器はシリア人、レバノン人、パレスチナ人を抑圧するのに用いられ、ヤルムーク川の水源や麻薬密輸といった可能な限りのリソースによって、連日ヨルダンを恐喝するのに用いられた。
(5)に戻る
最初に戻る
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:47144 )