レバノン:国会議長は危機に対するアラブの団結を求める
2019年07月13日付 al-Hayat 紙


■レバノン国民議会議長は危機に対するアラブの団結を求める

【ベイルート:本紙】

レバノンのナビーフ・ビッリー国民議会議長は、「陸海における国境・主権の強化を軸として同国が取り組んでいる政治的闘争において、抵抗は抑止力となり、助けとなる要因である」と述べ、「パレスチナを脅かす最大の脅威はアラブの分裂」であるとした。

この国民議会議長の発言や態度は、同氏の後援によってベイルートで開催される「挑戦と法律間のアラブ石油・ガス会議」に参加する「アラブ青年弁護士協会」代表団に対する、第二指導本部におけるレセプションイベントに際して公になされたものであった。

また代表団は、同氏による会議の主催に対する謝意を述べ、「アラブの権利、とりわけパレスチナ問題、パレスチナ人民の権利、財産の保護に向けられた愛国的であり、確固であり、強固であり、情熱的な」同氏の態度を高く評価した。

同氏は代表団に対して、「残念ながら、国家レベルの問題における失敗は甚大であった。何故なら、我々は全ての切り札を失ってしまったからだ。特に、パレスチナ問題と石油問題という二枚の切り札を失ったことは悲劇だった。石油資源は継続的な人財発展や国力の増勢、国家立場の一体化のために使われることはなかった」と述べた。

また同氏は、レバノンと被占領パレスチナ間の陸海国境の固定化に関連し、「今回イスラエルは海上に第二のシャブアー農場を作り出そうとしている」としつつ、「5年前からレバノンは困難な交渉を継続しており、レバノンの立場はその通りである。そして政治的闘争は、敵との軍事的闘争と比べても危険性や重要性の面で劣るものではない」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:鈴木陽也 )
( 記事ID:47148 )