■湾岸諸国:「フーシ派」は食糧援助を盗みほかの目的に利用している
【リヤド:本紙】
湾岸諸国会議(GCC)諸国からイエメンに提供された救援・人道支援の調整事務所は、世界食糧計画(WFP)がサナアでの食料配給事業を一時停止するとの見方を示した。これは、フーシ派民兵による人道支援(物資)の窃盗や略奪、破壊といった恥ずべき行いから想定される結果である。一方、国連機関やイエメンで活動中の各事務所はイランの支援を受けているテロリスト民兵の行動に対抗するよう要請している。
同事務所は本日(11日)木曜日、サルマーン国王救援人道センターのアフマド・バイズ活動・計画管理補佐を議長としてリヤドにある同センター本部で会議を開いた。
出席者たちは、デイビット・ビーズリーWFP事務局長のイエメンにおけるフーシ派民兵による人道支援配給の妨害に関する現状認識に対して支持を表明した。なお、この現状認識はフーシ派による人道的活動の侵害を確認し、民兵の下劣な正体を暴いている。
調整事務所のメンバーは、人道分野で活動する者をフーシ派民兵が拘束していることや、彼らの軍事作戦において少年兵を起用していること、そして人道支援を売り渡すか、あるいは他の目的に利用していること、またサウジアラビアのアブハー空港とジーザーン空港をドローン攻撃の標的にしたことを改めて非難した。
最高救援委員会の委員でもあるイエメンのアブドゥッサラーム・バーウブード地方行政大臣は、イエメン国民への継続的な支持、特に教育や保健、疾病および伝染病対策関連のプロジェクトや成長局面にある生活手段の支援計画について、調整事務所のメンバーに謝意を表した。
さらに会議ではイエメンにおける救援活動の行く末に関する議論も取り上げた。これは、前回会議で既に各救援・支援組織から提示された議題であり、次回会議でも取り上げらえる見込みだ。
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( 翻訳者:原 百恵 )
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