サウジアラビア:カタールは、二年間にわたってカタール国民とカタール居住者に対しハッジとウムラの儀式遂行を禁止している。
2019年07月14日付 al-Hayat 紙

■サウジアラビア:カタールは、二年間にわたってカタール国民と国内居住者に対しハッジとウムラを禁止している。

【メッカ:本紙】

サウジアラビアのハッジ・ウムラ省は、カタールの関係当局に対し、ハッジの儀式を望むカタール人のサウジアラビア訪問手続きの簡略化および、カタール政府による2年間に亘るハッジ・ウムラを目的としたサウジアラビア訪問禁止措置の廃止を求めた 。

同省は、報道声明の中で以下のことを強調した。サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール=サウード国王率いるサウジアラビア政府は、ハッジとウムラの儀式を望むムスリム全般向けの措置と同じように、カタールからのハッジとウムラ巡礼者のサウジアラビア訪問を簡略化するあらゆる方途の検討に努めている。また、今年、ハッジのための入国許可が下りた者は170万人以上に上る。一方で、ウムラの儀式を行ったムスリムは全世界で約800万人いる。

同省はカタールのワクフ・イスラーム省の主張を拒否した。カタールの主張は以下の通りだ。「サウジアラビア政府は、ハッジとウムラの儀式のために聖地訪問を望むカタール人もしくはカタール国内居住者を妨害している。また、これらを目的とするカタール人にサウジアラビアへの入国許可を与えていない」。これに対しサウジのハッジ・ウムラ省は、以下のとおり主張した。「カタールの主張は真実と矛盾している、というのも、ハッジ・ウムラ省はカタール国民とカタール国内居住者のために滞在地の予約用サイトのリンクをいくつか送っている。」

(後略)

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( 翻訳者:難波奈央 )
( 記事ID:47158 )