コンダ・アンケート調査会社代表、与党を論評
2019年07月15日付 Cumhuriyet 紙

コンダ・アンケート調査会社代表ベキル・アウルドゥルは、アリ・ババジャンが公正発展党から「理性的にも感情的にも離脱」し、「新しい活動を始める」ために離党した後、起こりうる政治的なプロセスについて、インディペンデント紙トルコ語版のジャン・ブルサルに語った。

アウルドゥル代表は、与党と野党の間で51%と49%のバランスが作られていると述べて、ババジャンが党の2%の支持を獲得しているとしても、バランスは変わるだろうと述べた。アウルドゥル代表は、最新の調査で党が小さな得票上の変化が生じたが、この変化の政治的な影響はとても大きくなるであろうと強調する中、公正発展党の支持率が下降傾向であり、支持率の挽回が困難である、とも注意を引いた。

無党派層が40%にも達し、その大半が元公正発展党支持者であることに言及したアウルドゥル代表は、公正発展党が麻痺しており、指導者が権力を握り続けるための装置に成り下がっていると述べた。

アウルドゥル代表は、新党を結成すると見られているアリ・ババジャンが、トルコ全土の政治的な風潮から逸れて言説を発展させれば成功するだろうと述べ、将来エクレム・イマームオールとアリ・ババジャンの間に政権争いが起こり、セラハッティン・デミルタシュも野党指導者の立場になるという政治的なプロセスが起こりうると付け加えた。

以下、発言のすべて。

■危機のかたまり

ー ホットな問題を質問しよう。S-400ミサイルがトルコに到着し始めた。私たちは、アメリカの態度を知っている。制裁が行われ、経済で悪影響があったならば、政治にどのように反映するか。

影響はある。トルコは一連の問題に向き合うこととなるだろう。しかし、その問題は自分たちのリズムの中でやってくるだろう。それぞれを増幅させる混乱は招かないだろう。外交政策を見るならば、S-400、東地中海、シリアといった問題がある。トルコは、中国とロシアとアメリカと、ほぼ全ての国々と問題を抱えている。外交政策では幾重にもなる危機のかたまりがある。

■S-400は引き金

国内を見ると、一方では経済危機がある。他方、政治分野が手詰まりに陥ったことで明らかになった民主主義の危機がある。社会的な分極化がある。全てのこの種の問題は、それぞれを引き金として始まると、それぞれの重さが重なって大きな結果を生むことになる。S-400は引き金としての役割がある。EU、アメリカ、NATOとの緊張が禁輸に向かえば、これは経済危機となり、経済危機は政治危機を引き起こす。したがって、S-400問題のそれ自体の重さが1とすれば、結果的に重さが10となる別のプロセスが始まる危険性がある。

■バランスは野党の有利に

ー S-400のプロセスは、政治において新たな演者が舞台に一層速やかに登場する理由となるのか。

もちろん。全ての問題が取り纏められ、あるいは、漏斗から水が流れたり、途絶えたりするのは、政治的危機の問題である。政治的危機とは、次のことを意図している。一方では、この国は政治的・社会的な分極化の渦中にあることである。与党有利に51対49と見られる分極化が起こっている。ここ五年間での八回の選挙で与党は、あれやこれやで過半数を確保した。だが、新党や既存の諸政党が与党から二ポイントさえ奪えば、与党に有利な51対49のバランスが崩れる。与党の摩擦係数は、野党が士気を増す点で重要である。6月23日の[イスタンブル市長]選挙で士気の優位性は野党陣営に移った。さらに、数字上でも新たな政党の結成が話題になることで51対49のバランスが野党有利にひっくり返っているという印象もある。

■メカニズムは誤った試みによって変わる

政治的危機に関して次のように言うことができる。大統領制と呼ばれるシステムに移行した。現在明らかになったのは次のようなことである。このシステムに関する確とした計画や草案がなかったのは明白だ。国のメカニズムは、誤った試みで変わる。これほど大きなシステムの変更が、話し合いを得ずにたった一人の意思によって実行されたことが為政上の問題を生んでいる。

■国は大きな崩壊の中にある

ー 与党側で僅かではあるが、システムに関する反対意見が出始めた。

最小単位から最大単位まで、人口局でのとても簡単な用事から会社のとても重要な支援問題まで、公共部門に関わるすべての人は、国というメカニズムが大きな崩壊過程の中にあると見ている。

■それほど単純な問題であったならば

ー 解決は可能なのか。

大統領制という意味では解決は可能であると考える。この危機を作り出したのは、政治が交渉の場に就かないということである。システムを議論して説得するために動いていない。一方の側が他方の側に数の優位性に基づいて動いている。今日、トルコが直面している問題はというと、合意を余儀なくされている問題である。私たちが述べたどの問題も、一人の人、あるいは、一つの党、一つのアイデンティティの選択によって導かれる問題ではない。それほど単純な問題であったならば。政治にはこの問題を統べる術をもっていない。私はこの状態を民主主義の危機あるいは政治的危機と命名している。

■理論的に全政党から票を奪うポテンシャルがある

現行の政治環境において地平に二つの新党が見られる。あなた方は、結成される予定の政党が51対49のバランスを野党側有利に変えるだろうと見ている。

ー 新しい政党は与党だけから票を奪うのか。野党からはないのか。

新たな政党に加わりそうな名前を見ると、もちろんまずは与党側から票を奪うだろう。しかし、トルコ国民の約半数に近い人々が、政治的な演者、一般的に政治を通じて問題が解決されるということに、希望を失っている状態である。こうした人々は単に一政党の支持者だけではない。全政党の支持者がこの中にいる。このため理論的に全政党から票を奪うポテンシャルがある。

■新党は4つの立場性質を越えたポジションを手にすれば、進むべき分野は明らかである

一方でトルコの政界を見ると、政治が立場性質の政治に押し込まれているように見える。社会的な細胞組織と政治を定義する二つの軸のうちの一つは社会経済学上に発展したものであり、もう一つは文化的な立場性質である。この二つの軸の四隅に4つの政党がある。公正発展党、共和人民党、民族主義者行動党、人民の民主主義党である。この4つの党がそれぞれの立場性質の中で政治を行っているため、トルコには閉塞感が漂っている。もし、新党が超越したポジションを確立するならば、進むべき道は明らかである。例えば、善良党も政治が現在座っている二つの軸を超越した何ものも目標としていなかったが、そのようになった。

■公正発展党はシンパの有権者を失った

さらに新しく結成される政党はそのような目標を掲げなかったとしても、現在まで与えたイメージと社会が彼らに与える位置づけによって、まず公正発展党から票を集めるだろうと言えよう。なぜならば、公正発展党では解体が生じている。一時、公正発展党は単独で52%から53%を集める政党であったが、このうち38%は、頭に銃を突きつけられても、政党の支持を変えない中核的な有権者である。38%以外の13%から14%のシンパが党に投票していた。公正発展党は、こうした有権者を深刻な形で失った。

■中核的な有権者は27%に減少

ー 38%の中核的な有権者はいまだにとどまっているのか、変化はあるのか。

公正発展党にとって深刻な中核的な有権者を喪失した。かつて38%が自分を中核的な有権者と見ていた一方、現在は27%にとどまっている。離脱した有権者の4%から5%が自らの反感を棄権で示した。残りは、野党の代わりに与党の民族主義者行動党に投票した。

■中核の有権者、シンパの有権者、グレーゾーンの有権者

私たちは次のようにモデル化した。5700万人から5800万人の有権者を一つの政党の目から見た時、最も近い層を中核的とした。二つ目の層をシンパと呼ぶ。最後にグレーゾーンが生じる。後に他政党の中核的な有権者とシンパの有権者を見てみよう。一人の有権者がある政党の中核的な有権者であるとき、その政党の不平や批判を表明したとしても、突然別の政党を支持しはしない。シンパの有権者層に流れる。不平と批判がシンパの有権者になっても続くならば、その有権者はグレーゾーンの有権者に変わる。グレーゾーンになった有権者は、新しい声や言葉に耳目を傾け始める。現在、このグレーゾーンにいる有権者の大部分は、かつて公正発展党に投票していたが、次第に批判的なポジションを取り始めた者達である。

■与党はグレーゾーンの有権者を説得できない。信頼を失った。

ー グレーゾーンは拡大したのか。

拡大した。だが、とても重要な変化があった。現在まで与党を多くの問題で身近に見ており、与党に投票していた。しかし、今回の私たちの調査によると、グレーゾーンは拡大しており、グレーゾーンにいる有権者は、理性的にも感情的にも与党に向けてではなく、野党、あるいは、新しい声を窺っていると見ている。与党はもはやグレーゾーンにいて彼らを眺める有権者を説得できない。信頼を失った。

■公正発展党は機能不全

ー 与党が自分から離れる有権者を再び自らに引き戻し、事態を収拾することはできるのか。

とても難しいと思う。公正発展党が機能不全に陥っているからだ。機能中で最も重要な要のひとつが組織であり、もうひとつは地方組織の規模と成功具合である。今その二つとも麻痺している。公正発展党と呼ぶ機能は、今日、指導者が権力の座に居続けるための装置に変じている。これほど崩れた後に、元の状態に戻ることはとても困難だ。もちろんこうした状況にも拘らず忘れてはならないのは、トルコで最もコアな支持層をもつのが、今も公正発展党であることだ。

■公正発展党の党組織と支持者の存在理由は指導者が権力の座に居続けるためになった

ー 公正発展党に投じられる票の圧倒的多数がレジェプ・タイイプ・エルドアン個人に与えられているという評価がある。こうしたことが明確な中、公正発展党支持者が新党に投票すると考えられるのか。

公正発展党が2002年に獲得した票は党が獲得した票だった。2007年に得た票は、その五年間に挙げた成功への対価だった。2007年から2011年にかけての時期の最後に得た票は、分極化から得たものだった。しかし、2015年とその後の票はエルドアンへの票だった。2015年から後、党の機能はかつての下から上に伝わるという仕組みが変わった。最初は、ある自治体首長の悩み、郡代表の、あるいは、選挙民の悩みは、党の悩みになり得た。党の仕組みが上意下達に変わった後、自治体首長、郡代表、選挙民の悩みは上に伝わらなくなった。党の存在理由は、指導者が権力の座に居座り続けるためのものに変わった。このことも支持層が自分達のことを無価値と感ずることに繋がった。こうした機能の流れを変えることはそれほど容易なことではない。

■トルコには新たなユートピアを必要としている

ー ババジャンが新党を設けるとの動きは、公正発展党の結党当初にあったボトムアップ型とあなたが仰る機能に似たものをつくるということですか。

事の推移を見守ろう。トルコが今日必要としているのは、あらゆる立場性質を越えた、それらの相違がないかのように振る舞わない、必要と要望を理解する仕組みである。単にそのことだけではない。経済の点で発展、進展し、もはや法律や自由を問題とする主要都市、発展に努める中央アナトリアと黒海地方、取り残された東部・南東部といった三つのトルコの問題がある。社会学的に、保守派、世俗派、クルド人といった立場がある。トルコは単に四つの政治的立場を包み込むのみならず、三つのトルコを尊重する新しいプログラム、ユートピアを必要としている。

■イマームオール[現イスタンブル市長]が取った票数は、2017年の国民投票、2018年の選挙で野党が取った票数

ー イマールオールは四つの政治的立場を包み込む、それぞれの政治的立場を越えた様々な顔を描けなかったのですか。そうした中、新たな動きに躍進のチャンスは。

エクレム・イマームオールはすべての選挙民から票を得なかった。ひとたび世論に広がった、誤った認識がある。何よりもまず、イマームオールが得た票数は、野党が2017年に憲法改正のため行われた国民投票で得た票数、および2018年に大統領選挙で得た票数とほぼ同じということである。すべての層から票を得たとは言えない。もちろん得ていようが、僅かな数だ。彼が得た票数は、二つの軸に押し込まれた政治的分極化の中で反公正発展党・エルドアンで固まった野党共闘で生じたものである。

■イマームオールは反対勢力からは票を獲得しなかった。公正発展党に懐疑的になった有権者に心の中の声を押し殺して投票に行くのを思いとどまらせた。

しかし不当なことは言うまい。イマームオールの存在、彼の発言や選挙運動の進め方は、共和人民党とは異なり、反対勢力に反感的な作用を生み出さなかった。政府に懐疑的な公正発展党支持の選挙民は、声を押し殺して投票では公正発展党の側に立つといった態度をとらなかった。イマームオールはこのことのみを生み出したのであって、反対勢力からは票を得たのではない。

■公正発展党結党当時のトルコと現在とでは時代が異なる

ー 出荷当時の、つまり2002年の状態に戻った公正発展党でもトルコの要請を満たせないのか。

トルコが求めているものは、2002年の公正発展党ではない。その当時と2019年のトルコとでは一時代の開きがある。これほど問題が単純であれば。なので、ババジャン、ダウトオール、あるいは他の人物がいかなる視座をもっているのか、諸問題をどう認識しているのかをみている。あなたが、今の公正発展党の支援的立場や分極化、三つのトルコのどれかに寄り添って、あるいは、四つの政治的な立場のどれかに身を置いて政治を進めるといった過ちの中に身を置いているなら、心地よい言葉を語れるかもしれないが、何も見返りはない。

■ダウトオールにはあまりチャンスはない

ー ババジャンは離党以外のことを何も語らなかった。しかしダウトオールはマニュフェストを発表し、活動を始めている。彼は何を得るのだろうか。

両者には二つの違いがある。ダウトオールが語ったすべてには、公正発展党の修正、正常化に関する要望がある。新党のためなのか、「大統領が自分に党を任せ、自分が党を正常化する」と言っているのか、明白ではない。決意が見えない。決意をもつことが重要である。そうしなければ人は続かないだろう。ダウトオールに連なる県代表や国会議員は、彼が公正発展党に戻れば、どうなるのか分かっていない。さらにシリア政策も含めて、今生じていることを築いたのは彼である。アフリカ、アジアの虐げられた民の指導者になるという夢想的構想を著した。このことは新規なものではない。毛沢東、チトーからエンヴェル・ホジャまで左派や右派の数多の人物がこれを試みた。その結果を目にした。今も我々に何が起こるのか明白ではない。彼の構想はタイイプ・ベイのやり方に大変マッチした。もちろん彼だけの罪ではない。彼の自己批判もみていない。ババジャンとダウトオールを比べると、ダウトオールにはあまりチャンスがあるとは思えない。

■公正発展党の事態収拾は困難

ー あなたが語ったことからすると、公正発展党が凋落傾向にあると読み取れる。かつて下落傾向に入った政党が事態を収拾したのを目にしましたか。可能ですか。

目にしなかった。もちろん、大変困難だ。公正発展党はかつての党ではない。党を指導する者達は、選挙民の行動がキャンペーンやスローガンで変わると思っている。有権者がここ四度の選挙で票を投じた政党から態度を変えたのなら、これは単にその選挙の立候補者やスローガンが間違っていたということではない。容易に立場を元に戻しはしまい。特にトルコのような分極化の激しい場所では、心も顔を与党から背けて、他の政党に向け始め、何処にしようかと模索する人々を振り返らせるのは容易ではない。

■公正発展党が元に戻るのが困難なのと同様に、人民の民主主義党がデミルタシュと捉えた躍進速度を再度得るのも難しい

ー クルド有権者はこうした流れの中どうするのか。人民の民主主義党(HDP)に心ならずも、投票している一群の人々がいると知られている。そうした人々は新党ができれば、そこに向かうのか。彼らはHDPを捨て去るのか。

クルド有権者はもはやHDPを見限ったりしない。しかし公正発展党支持のクルド有権者の一部がババジャンに向かいかねない。彼らがHDPを見限るには、党が大きな過ちを犯すか、国内外の要因がそう働きかけるかである。HDPの票田はもはや固まった。トルコ共和国化と述べて捉えた躍進速度を再び掴めば上昇もあり得るが、公正発展党の回復が大変困難なように、人民の民主主義党がデミルタシュと捉えた躍進速度を再度得るのも難しい。

■人々はイマームオールに投票する際、落ち穂拾いをせよと投票しなかった。有権者は何もかも気付いている。

今日、トルコは骨の髄まで民主主義のために闘う、時に自分達の暮らしを訴える政治家を必要としている。私は既存の政治家にこのような覚悟があると思えない。成功の可能性が限定的ならな存在している。人々はエクレム・イマームオールに投票する際にこの国が向かっている趨勢を押し止めるために行動した。落ち穂拾いをしろと投票しなかった。有権者は何もかも気付いている。

■人々は何かに期待している。新たなものすべてにチャンスがある

ー エクラム・イマームオール、セラハッティン・デミルタシュ、アリ・ババジャンといった、まだ50代最初、または、40代の終わりの歳の、政界にとって若手と見なせる三人の演者がいる。この三人の中でこの先、イマームオールとババジャンが政権争いをしたり、セラハッティン・デミルタシュが野党のリーダーになるといった構図は起こりうるのか。

トルコの人々はあらゆる準備はできている。もちろん門の前にいるスミット売りのアリと他の人の民主主義の定義は異なる。しかしアリは隣人がひもじいのかそうでないのかをわかっている。この国の人々は良心をもった人々である。社会が今のような状態にある時に、問題を見つけ出すのは知識人や政治家の仕事である。あらゆる研究者が示しているように、社会は多様な行き方を求めている。寛容の幅は広がり、変化も実際に目に見えている。だから、新たなものすべてにチャンスがある。イマームオールのことを去年の12月には誰も知らなかったが、今ではこれほど有名になったのには理由がある。人々は何かに期待している。イマームオールも真摯に誠実にその求めに応えた。「私のことを知れば、気に入りますよ」と述べた。この答えを得た。

■脳が指令したように筋肉が動かない

ー 公正発展党は自らの趨勢に気付いていないのか。

気付いているが、麻痺しているので、脳が指令したように筋肉が動かないのだ。

■いつ期を逸したのか

ー いつ期を逸したのか。

2010年の国民投票だった。あの時に獲得した58%の票をタイイプ・ベイは自らの票に変えるため、私的な政治を生み出した。ゲズイ運動の際に自らの諸策を正当化した。2016年7月15日には周りにいるすべての者を裏切り者と考えて、一層限られた周りの者と仕事をし始めた。ゲズイ運動では西側の者達が自分に対して仕掛けている考えた。こうした動きの一部はそうであるかもしれない。タイイプ・ベイの最大の過ちは、東地中海、シリアでの緊張がこの国のこの先50年間に関係する緊張であることに留意せず、自身の権力の座と関わる緊張と捉えていることである。このような判断から対応を準備している。

■無党派層はもはや野党へ、新たな模索を始めている

ー 最後に言い古された質問をします。今週日曜に選挙があれば、どうなりますか。

パーセンテージは挙げられないが、小さな変化はある。しかし小さな変化の政治舞台での反応はとても大きなものだ。1-2ポイントの変化でさえ、冒頭に述べた51-49のバランスを根本的に変えるだろうから、結果には大いに影響を及ぼす。しかし、目下、5ポイント、10ポイントの変化は生じないだろう。しかし重要なのは、グレーゾーンにいる人々の顔や心が与党に向いていないことだ。無党派層とした人々はもはや野党へ、新たな模索を始めている。

■グレーゾーンへの移行は与党から

ー グレーゾーンの割合は。

38-40%である。彼らはもはや与党ではなく、野党が何をするのかを見ている。この38-40%の半分以上が与党から移動した人々である。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:47161 )