モロッコ:公正と発展党は地方議員に懲戒処分
2019年07月17日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾モロッコ:公正と発展党はベニメラル地方とウジュダ地方の議員が事務局の決定に従わなかったとして懲戒処分を下す

【ラバト:本紙】

政府と連携している民衆運動内部の「鉄の女」ことハリーマ・アッサーリー氏の参議院(第二院)選挙における敗北は、モロッコ政府の連立政党(連立政権)に対し悪影響を及ぼした。

モロッコ政府の第一党である公正と発展党の事務局は月曜日、首相であるサアドッディ-ン・ウスマーニー幹事長が議長を務めた同党の会議内で、国の中部にあるベニメラル=ヘニフラ地方評議会の同党当選者に対し懲戒処分を下すことを決定した。アッサリ氏はこの地区で出馬し敗北しており、同党の候補者は、アッサーリー氏の対抗馬に有利なように投票した。また同様に、モロッコ東部のウジュダ州の同党候補者に対しても同様の決定が下された。

公正と発展党のスライマーン・ウムラーニー第一副幹事長は、ウジュダ州の当選者に懲戒処分の決議が下される理由は、彼らの党事務局の決議に対する違反行為にあると述べ、今次の決議はウジュダ州における党の解散だと明らかにした。続けて同氏は、この決議はベニメラル=ヘニフラ地方議会の公正と発展党の顧問に下されたものであり、彼らは党事務局が下す決定の枠外で活動してきた。この決議は、党内における彼らの職務執行停止及び所管の懲罰委員会への引き渡しであると説明した。

(後略)

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( 翻訳者:二瓶恵理子 )
( 記事ID:47177 )