■カーラバがエジプトのスポーツ界に新たな危機を招く

ザマレク（エジプトのプロサッカークラブ）のMFマフムード・アブドゥルモネイム・カーラバは、エジプトのスポーツ界、具体的にはクラブ・ホワイト（ザマレクのチームカラー）に大きな危機を招いた。というのも、彼は理由もなくトレーニングを止め、ザマレクとの関係を切ると発表したのだ。同氏は「白い要塞（ザマレク）」との公式契約を履行しないと主張している。ザマレクのモルタダ・マンスール会長は、カーラバを出場停止処分にし、現在の夏季移籍期間中にカーラバが他クラブに移籍するのを阻止すると公言したが、その一方でかつてザマレクに在籍し、現在はポルトガルのデスポルティーボ・アベスのテクニカルディレクターを務めるアウグスト・イナシオは、現在自身が所属するクラブの運営側にカーラバの獲得を求めている。

　マフムード・カーラバとザマレクのモルタダ・マンスール会長及び同クラブのテクニカルチームの関係は、作シーズン中に何度か緊張したことがある、カーラバは、「白い要塞」からの離脱を発表する以前も出場停止や罰金の処分を受けていた。
　
　一方、アル・アハリでは、ウルグアイ出身のマルティン・ラサルテ監督率いるテクニカルチームが、FWのマルワン・モフセンとゲームメーカのラマダン・ソブヒが負傷から回復したことを確認し、水曜日に行われるエジプト・プレミアムリーグでのアラブ・コントラクターズとの試合に両選手が出場する準備が整ったと発表した。レッド・チーム（アル・アハリのチームカラー）は、来たるアラブ・コントラクターズとの試合に勝利し、それからリーグの最終節である日曜日のザマレク戦で得点を奪うことでリーグタイトルの保持を目指している*。

*アル・アハリは昨シーズンのエジプト・プレミアムリーグで優勝している。

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（ 翻訳者:猪股陽気 ）
（ 記事ID:47208 )