UAE:ガルガーシュ外務担当国務相は「部隊を再展開しているが、イエメンから撤退しない」と強調
2019年07月23日付 al-Hayat 紙


■UAEは部隊の再展開をしつつもイエメンから撤退しないと強調

【ドバイ:本紙、AFP】

アラブ首長国連邦(UAE)のアンワル・ガルガーシュ外務担当国務相は、UAEもサウジアラビアが主導するその他有志連合諸国もイエメンを「去らない」と強調するとともに、UAEが駐留部隊を撤退させ、再展開していることを明らかにした。

ガルガーシュ外務担当国務相は『ワシントン・ポスト』紙のインタビューのなかで、こう述べた。「UAEはイエメン駐留部隊の撤退と再展開を行っているが、それは部隊の展開を始めた時と同様に非常に確かな判断のもとで行っている。我々は当時、既に課題を理解していたし、今日においても理解している。簡単な勝利もなければ、簡単な平和もない」。

同相はまた、次のように述べた。「しかし今、これまで以上に政治プロセスに賭ける時が来た。イエメンの諸政党、厳密にはフーシー派は、現実に起こっているこのステップ、つまり、信頼醸成のための措置が講じられ、紛争終結に向けた新たな推進力が作り出されようとしている現実に目を向けねばならない。国際社会はこの機会をとらえねばならない。いかなる当事者であれ、この機会に乗じたり、反故にしたりするのを阻止しなければならない。また、フーシー派が、援助や、あらゆる当事者間の関係正常化の加速化、さらには国連主導の仲介努力を妨害することも阻止しなければならない」。

さらに、有志連合は、イエメンの地元部隊を支援し、イエメンに対するフーシー派の支配を打破し、イランが(ホルムズ海峡と並ぶ)もう一つの戦略的な海峡を支配するのを阻止し、バーブ・マンダブ海峡、紅海、スエズ運河を経由するアジア・海洋地域・地中海間の航行の自由を守ってきたと述べた。そのうえで、有志連合の介入がなければ、イランはレバノンのヒズブッラーのモデルを繰り返すのと同じ道を進み、「アラビア半島のアル=カーイダ」の脅威も中和されていたと付言した。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:47223 )