イエメン:UAE外務担当国務相がマーシク大統領宮殿周辺の状況に懸念
2019年08月07日付 al-Hayat 紙

イエメン:UAE外交担当がマーシク宮殿周辺の状況に懸念

▪️ガルガーシュ氏:マーシク大統領宮殿周辺の進展に懸念、停戦が必要


【ドバイ、アデン:本紙】

 アラブ首長国連邦のアンワール・ガルガーシュ外務担当国務相は、イエメンの暫定首都アデンのマーシク大統領宮殿をめぐる事態の進展が「憂慮されるべき」と述べたた上で、事態の沈静化が必要であり、「卑劣なテロ行為に鑑みれば、事態の悪化は容認できる選択肢にはなり得ない」と述べた。

 同相は水曜日、自身のツイッターアカウント上で、「政治的枠組み、コミュニケーション、対話が必須条件として必要だ。武力の行使では蓄積(した問題)を解決できない」と述べた。

 また、マーティン・グリフィス国連イエメン特使は、マーシク大統領宮殿周辺の軍事的緊張に対して不安を表明した。

 グリフィス特使はまた、「アデンでの軍事的緊張、特に大統領宮殿付近での衝突発生の報告を受けて不安を感じた。同様にイエメンの諸機関に対する暴力を奨励する最近の演説に対しても不安を抱いている」と話した。

 また同氏は様々な政治的立場の当事者に対して、停戦と対話の席につくことを求めた。

 さらに、アデンで活動している治安ベルト隊の後方支援部隊第一旅団司令官のムニール・ヤーファアイー・アブ・ヤマーマ(准将)の葬儀に参列した数千人に向けて発砲が発生し、3人が死亡した他、最低10人が負傷した。ムニール氏の他に、木曜日にバリーカのアル=ジャラーキャンプ地で起きた攻撃の犠牲者の葬儀も行われていた。

 イランの支援を受けたフーシー派の民兵は、弾道ミサイルと爆弾を搭載した無人機を用いて、アル=ジャラーキャンプ地で行われていた新兵の卒業式を標的に攻撃した。

 治安・医療筋によると、このテロ攻撃によって、ムニール・ヤーファイー准将のほか30人以上が死亡し、数十人が負傷した。

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( 翻訳者:猪股陽気 )
( 記事ID:47319 )