ヴァン、イラン人ツーリストで満杯
2019年08月09日付 Cumhuriyet 紙
イラン人観光客が自国の夏休みを活用してヴァンを来訪し、地元の業者らはバイラムを前に顔がほころんだ。
夏休みを活用するイラン人観光客が、ヴァンへ押し寄せている。ヴァンのホテルはイラン人で満員となり、彼らはショッピングセンターで買い物をし、街の中心部のレストランを好んで利用している。
イラン人は歴史的な場所への訪問も欠かすことはなく、またヴァン湖で泳いで休暇を満喫している。観光業者らは、イラン人による混雑は9月末まで続くだろうと見ており、この状態を365日に分散させられるよう努力を続けていると語った。
県文化観光局のムザッフェル・アクトゥー局長はこの件について声明を出し、「今年は、トルコ人とイラン人の数が目に見えて増加している。さらにこの増加は時に統計に反映できないこともある。というのは1LDKの部屋と民泊は登録の対象外にあり、我々の得た統計情報に反映することができず、統計上は、ヴァンを訪れる国内外からの観光客数が求めれられる数値に達しない原因になっている。この混雑を365日間に分散させ、冬の観光をこの街に起こせれば良いのだが」と述べた。
エリートワールドヴァンホテルのサーリフ・チフトチ営業部長は、イラン人観光客は今やアンタルヤやイスタンブルのような西側の都市ではなく、ヴァンを選んでいることを強調し、次のように述べた。「イランからのお客様は経済危機が原因で、イランにより近く、2時間の距離にあるヴァンに簡単にお越しになっている。その上、求めているものすべてをヴァンで見つけることができる。以前はお客様はヴァンでは多くのことができなかった。ヴァン湖での観光然り、買い物での困難然り、我々には多くの点で不足があった。最近では大変ありがたいことに、ヴァン県は今や素晴らしい体験をすることができ、模範となっている。これによりイラン人のお客様は今やヴァンを選び、そしてこれは右肩上りが続いている。」
小売業を営むエルダル・チャカルさんも、イラン人、イラク人そしてアゼルバイジャン人達が、ヴァンにとって恵みであると明言し、「これは彼らにとっても、我々にとっても良いことだ。なぜならある国からある国へ行くときに、言語・文化の問題がないのだ。この意味で、トルコはとても良いところだ。ヴァンは「ナンバー1」だ。つまり一番良いということだ。我々は多くの人をヴァンに迎えたい」と話した。
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( 翻訳者:宮崎友裕 )
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