シリア:犠牲祭のお菓子、原材料価格高騰により蔓延る偽装(3)
2019年08月08日付 al-Watan 紙

■ダマスカスのお菓子の生産量150トン/日、17.000リラにまで価格高騰、ハティーブ氏「価格差の大きさ故、製造過程での違反が増加している」(3)

製菓業連盟のムハンマド・イマーム代表は、今年の犠牲祭の菓子類の購入量は過去の犠牲祭と比較して落ち込んでいると強調した。これに続けて、「良質な菓子類の価格が上昇したため売上が減少している。エクストラ等級のマブルーマ(菓子名)の価格は15,000リラになる。タワースィー等級のマブルーマの価格も高騰しており、13,000リラから17,000リラにもなる。その原因は原材料費の高騰で、ピスタチオは、1キロあたりの価格が15,000リラにも上っている」と話した。

市場に流通している菓子類の価格についてイマーム代表は、大衆向けの菓子だと1,000リラ、良品は5,000リラ、優良品は12,000リラ、エクストラ、タワースィー級のものは15,000リラから17,000リラにもなると、品物の等級毎に説明した。ダマスカスには有名なブランドがいくつかあり、それらの商品の多くは輸出されているという。ダマスカス県で生産される焼き菓子とパイ菓子は一日あたり約150トンと見積もられている。

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( 翻訳者:堀嘉隆 )
( 記事ID:47347 )