トルコから中国に500万トン大理石輸出!
2019年08月21日付 Milliyet 紙


在アンカラ中華人民共和国大使のデン・リ氏は、トルコと中国間の大理石貿易の重要性に言及しつつ、トルコから中国へ昨年500万トンの大理石が輸出されたことを明らかにした。

大理石産業において3000年以上の歴史を持つアフヨンカラヒサル県のイスジェヒサル郡で、500近くの大理石業者によって生産される”アフヨン大理石”は、中国をはじめインド、アメリカ、イラク、フランス、アラブ首長国連邦、サウジアラビアなど120ヶ国へ輸出されている。

アフヨンカラヒサル商工会議所のデータによれば、2018年に1億925万ドル、2019年には1億1375万ドル相当の大理石が輸出された。

輸出された国のうち中国から来た数人の実業家と貿易団は、郡における大理石生産者と会ったのちに注文をする。

デン・リ大使は、アナトリア通信社の記者に対して行った説明で、中国で利用される輸入大理石の約60%がトルコ産大理石であることを述べた。

トルコが輸出した大理石の50%が中国へ渡っていること明らかにしたデン大使は、このため二国間における安定した長期的な貿易関係があると述べた。

中国とトルコの間における大理石についてのこのような連携が強固な土台の上に存在していることを強調したデン大使は、「このためトルコ大理石を中国市場の将来のため重要視している。中国へ昨年500万トンの大理石が輸出された。そのため今年の輸出量はさらに多くなると思われる。中国の国内総生産の成長速度を見るならば、そして我々の市場の拡大割合がかなり安定的な形で増加するならば、その時はトルコ大理石への需要もまたこれらと比例して高まる。」と評価した。

トルコ・中国事業開発・支援協会会長のイフサン・ベシェル氏もまた、協会としてトルコが中国へ輸出したあらゆる品目をそれぞれ調べたことを述べた。

芳香植物に関して中国から来訪した使節団のため、アンカラ、アフヨンカラヒサル、ウスパルタ、イズミルでプログラムを準備したことを述べたベシェル会長は、二国間の大理石輸出拡大のための取り組みを頻繁に行っていくことも強調した。

■中国は、10月以降本格的に輸入を行う

昨年上海での展示会においていくつか問題があったが、今年は同じ問題に直面することはないということを強調したベシェル会長は、「世界中へ輸出される大理石の、中国での貿易量の増加について我々が行った調査から、中国は10月以降本格的に輸入を始めるだろう」と述べた。

”アフヨン大理石”をあらゆる方法で中国に紹介するために、デン・リ大使は、中国経済貿易次官のリュウ・ユーファ氏と数人の実業家を首都へ招待し、大理石商を案内したことを述べたベシェル会長は、「廈門展示会とイズミル展示会が、二国間の実業家と大理石業者にとってとても大きく貢献することを望んでいる。」と述べた。

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( 翻訳者:森彩音 )
( 記事ID:47392 )