レバノン:イランによるヒズブッラーへの高精度ミサイル技術供与の推進
2019年08月29日付 Al-Nahar 紙

イスラエルは士官や高官らの名前を公開:イランはヒズブッラーへの高精度ミサイル技術供与への取り組みを加速

【本紙】

イスラエル軍は「シリアで内戦中の2013-2015年に、イランはシリア領内を経由して使用可能な状態の高精度ミサイルをレバノンの『ヒズブッラー』に向け輸送する試みを始めた」と発表した。

同軍は声明の中で「こうした試みのほとんどはイスラエルが請け負った攻撃によって阻止されたため、ヒズブッラーがこれらのミサイルを入手できていなかった」と指摘した。

また、同声明では「この(ミサイル輸送)分野におけるイランとヒズブッラーの失敗を鑑みて、イランは2016年に運営方法の根本的な転換を決定した。つまり、完成したミサイルを輸送するのではなく、垂直ミサイルをレバノン領内で高精度ミサイルに改造するやり方に移行したのである。なお、この改造はイランから精密機器を、それに加えてシリアの科学研究所からミサイルを輸送することで行われた」と語った。

イスラエル軍の声明はさらに「この目標のためにヒズブッラーは、カースィム・スライマーニー率いるクドゥス軍所属のムハンマド・フサイン・ザーダ・ヒジャーズィー軍団長を筆頭とするイラン系勢力と協力して、首都ベイルートを含むレバノン国内の各拠点の能力強化を始めた」と続けた。

(後略)

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( 翻訳者:金子 将己 )
( 記事ID:47435 )