ロシアからの戦闘機問題、新党問題、、、エルドアン発言
2019年08月30日付 Cumhuriyet 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、アンカラで行われた8月30日の「勝利の日」式典後に会見を開いた。首相職の任期についての意見と、近頃話題になっているダヴトオールについてはその名を出さずに話した。

エルドアン大統領の会見の要点は以下の通りだ。
イドリブに関する進展が、我々が求める段階にあるといえばこれは嘘になる。なぜなら、イドリブでは現在までにおよそ6万人の人が殺されたからだ。この他に、この1、2倍の移民がいる。彼らはもちろん北へ押し寄せ、我々の元へ来ているのだ。この問題についても我々は前以て備えておかなければならず、今はすべての準備を整えたところだ。

12ある監視ポイントは絶えず警戒している。ご存知のように9番と10番の監視ポイントではいくつか不穏な事態が発生した。プーチン大統領との会談後、この問題における必要な警告が行われた。トランプ大統領との会談では、マンビジュ問題も取り上げた。そしてこれが20マイルの(緩衝地帯設置の)指示となった。その後、アメリカとトルコの委員会との会談で、これを縮小することになった。現在は、一時的だとしても合意を得た状態だ。

もうすぐ国連総会がある。そこでもトランプ大統領と面談する予定だ。しかし、同時に彼らの委員会と、我々の委員会の間での話し合いも続けていく。このプロセスをジュネーブ(国連総会)より前に、より良い形で終わらせることを願っている。

ロシアとの協力プロセスは始まった段階だ。最も重要なのはS-400の問題だ。展示会(国際宇宙航空フェア)の視察を終えて、この部門でも多くの相互取引があるだろうと信じている。もちろん、武装無人航空機(SİHA)や無人航空機(İHA)においては、いくつか共同の取り組みを始める段階にある。現在、トルコとロシアの貿易額は250億ドルに達しているが、我々の目標は1000億ドルだ。

■ロシアからSU-57を購入するのか

これらは互いに多くの違いがある。F-35についてアメリカが現在の態度を続けるのであれば、我々ももちろん他の方法を考える。SU-35か、SU-57かと検討する以外にも、我が国の防衛産業について、またはどのような防衛手段をとるかが、現在我々の防衛政策で話し合われている。時がきたら条件の交渉に入り、共同製作、与信計画など、これらを考慮しながら一歩を踏み出すだろう。我々は市場であることから脱し、市場を探す国になろうとしているのだ

■公正発展党から離れる者たち

これらは我々にとって問題ではない。我々はすでに公正発展党として現在歴史をつくる立場にある。公正発展党はありがたいことに、国内から国際的な規模に発展した政党だ。何か言いたいことがあるなら、全て言わせておけばよい。そのような発言はいかなる脅威にもならない。いま、彼らがトランク一杯の言いたいことをすべて吐き出すのは良いことだ。しかし我々は心配はしていない。我々の政党から派閥をつくる形で離党し、今は共和人民党内で困難に陥っている者もいる。彼らは我々にとって問題ではない。公正発展党として、我々は歴史を作る立場にある。公正発展党は、国内党から国際的な政党へとなる段階へきている。発言は脅威とはならない。言いたいことをすべて言うことに意義があるだろう。我々はまったく心配していない。公正発展党は、国への投資と人材への投資を最も良い形で行っている。ロバが死んだら鞍が残る、人が死んだら、その作品が残るのだ

■死刑の議論

世界が何と言うかなど、私は興味がない。もし議会が死刑(制度復活)の決定を下せば、私は許可する。何も考えることはない。私の良心も穏やかだ。重罰化された終身刑では、我が子の目の前で殺された母親に報いることはできない。

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( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:47438 )