レバノン:ヒズボラがレバノン軍にドローン2機を引き渡す
2019年08月30日付 al-Hayat 紙
■ヒズブッラーがレバノン軍にドローン2機を引き渡す
【ベイルート:本紙】
治安筋によると、ヒズブッラーは日曜日(25日)の明け方にベイルート南部のダーヒエ地区で墜落した2機のドローンを金曜日(30日)にレバノン軍に引き渡したという。
ヒズブッラー傘下の放送局『マナール』の複数の情報筋は、「(ベイルート)南部ダーヒエ地区への攻撃が起こった瞬間からヒズブッラーとレバノン軍の諜報機関の間で調整が行われていた」と証言し、「ヒズブッラーがレバノン軍の諜報機関にイスラエルのドローン2機を引き渡した」と暴露した。
同情報筋は、「状況は明らかになってきており、この件に関して出回っている情報の多くは真実ではない。2機のドローンはレバノンの領土内からでなく海の方から発射された可能性が高い」と指摘した。また、「機体を精査し」、特に「UNIFIL(レバノン南部で活動する国連の非常設部隊)が当時、レバノン沿岸沖のイスラエル戦艦を一切監視していなかった」ことを根拠に、2機のドローンはイスラエルの艦船から発射された可能性が高いと示唆した。
さらに同情報筋は、南部ダーヒエ地区や他のあらゆる地区においてイスラエル人諜報員が拘留された事実は無いとした。
このニュースに対して、レバノンのファランヘ党の党首のサーミー・ジュマイエル議員はツイッター上で「このところ、レバノンの国家および国家機関は待合室で待ってきた」とコメントした。
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( 翻訳者:猪股陽気 )
( 記事ID:47447 )