トプカプ宮殿、文化省から大統領府に移管
2019年09月07日付 Hurriyet 紙


トプカプ宮殿博物館が、文化観光省管轄下から大統領府国立宮殿管理局に移管された。大統領府は9月5日付第44号法令でトプカプ宮殿博物館を全所蔵物・職員ともども国立宮殿管理局に移管した。職員には6ヶ月間の一時的な人員配置がなされた。イスタンブル考古学博物館が一部使用していた造幣局の建物も国立宮殿管理局に加えられた。

2018年11月2日付のHurriyet紙で、博物館が国立宮殿管理局の管轄にすることが二機関の間で議論されており、大統領府の法令が待たれていることが報じられた。法令は昨日官報に掲載され施行された。法令には以下のような文言がみられる。

■収入は大統領府へ

「トプカプ宮殿と周辺別棟に含まれる国有財産あるいは政府管轄下の動産・不動産(造幣局建物全体を含む)は、ほかのいかなる手続きも要さずに正当な目的に適切に利用されるべく大統領府(国立宮殿管理局)に移管されることになる。」

トプカプ宮殿博物館で勤務する職員には6ヶ月間の一時的な人員配置がなされた。その後、国立宮殿管理局は必要とする職員とともに宮殿博物館を運営し、人員を統合する。また管理局が必要としない職員は文化観光省に異動となる。なお、2019年内の修復費用は文化観光省が負担する。それ以降、継続される修復費用には大統領府が応じる。チケットや入場料収益は法令発布日以降は国立宮殿管理室に納められることになる。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:47502 )