エジプト:ソハーグ県の民家で遺掘中の遺跡が発見され、プトレマイオス朝の寺院の一部と特定
2019年09月15日付 Al-Ahram 紙

■ソハーグ県の民家で遺掘中の遺跡が発見され、プトレマイオス朝の寺院の一部と特定

ソハーグ県観光古物警察調査警部官らは、同地域調査官のアフマド・リフアト警部補の監督のもと、施設センター局職員らを拘束、彼らが自宅地下で発掘中のプトレマイオス朝期に遡る寺院の一部を発見した。

観光古物警察総局局長兼大臣補のサーミー・グナイム警部補の情報によると、この職員は、息子と施設センター局のほかの職員の助けを借りて、遺跡の調査発掘を行っていたところを取り押さえた。

これを受け、古物調査総局調査局長のミドハト・ムンタスィル警部が監督する調査チームが設置された。また、作業にかかる法的手続きと検察の許可を得たのち、地域調査官のアフマド・リフアト警部補とソハーグ県古物調査課長のアフマド・イーハーブ・マクラド巡査部長の指揮下に委員会が設置された。

調査対象となったのは、施設センター局職員で同局に居住しているM.B.B(50歳)の家。運転手のA.J.(31歳)、専門学校卒のH.N.K.(31歳)、施設センター局職員の息子で学生のT.B.M.(22歳)、高校卒のA.A.(44歳)、職員のM.Kh.A.M.(39歳)とN.K.(23歳)がいたことが分かっている。

彼らが拘束されたのち、160cm四方で深さ9.5メートルの穴があることが明らかになった。この穴は、東側が地下室に繋がっており、西側には石灰岩が地面や壁に組まれ、石灰岩の部屋には、図柄、文字、装飾が描かれている。

設置された古物委員会は、押収されたのは紛れもない古物で、プトレマイオス朝の寺院の一部だと特定した。(後略)

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( 翻訳者:山下聡一郎 )
( 記事ID:47553 )