シリア:アサド政権が観光客誘致のために外国人ユーチューバーを動員していると報じられる
2022年08月22日付 al-Quds al-Arabi 紙
■シリア体制は観光客を誘致し国の復興を示すために外国人ユーチューバーを集める
【ワーイル・イサーム:本紙】
フランスの『リベラシオン』紙はレポートのなかで、シリア体制が、シリアが安全な国であると示すために外国人ユーチューバーらを雇用していると報じた。同紙はさらに、国境が再び開かれて以来、バッシャール・アサドによる「独裁的」体制のレトリックが隠されているシリアに渡航するユーチューバーが増加していることを明らかにした。
同レポートは、アサド体制がカメラを手にした観光客に観光ビザを与えることの利益を理解していることを示した。すなわち同体制はこれを彼ら自身にとっての真の戦略とみなしており、ユーチューバーらにシリアへの旅行を促し、彼らに「見なさい、戦争は終わった、シリアは普通の国ですよ」と伝えるために彼らを特定の場所に連れて行くことがそのアイデアだというのである。また同レポートは、約50万人の命を奪った争いの傷跡をいまだ抱えるシリアに真の平和が戻っていないことを強調した。また同レポートによると、昨年11月にロシアがシリア北西部で攻撃を行い1つの家族から子ども3人を含む5人の命を奪っている間に、アイルランドのある有名なブロガーはダマスカス市とアレッポ市で行ったツアーの楽しい動画を撮影していたという。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:47575 )