エジプト:タフリール広場は2014年以降初めてデモ参加者を出迎える
2019年09月22日付 al-Quds al-Arabi 紙
■エジプト:タフリール広場は2014年以降初めてデモ参加者を出迎える
【カイロ:ターミル・ヒンダーウィー、本紙】
アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領がエジプトで政権に就いて以降初めて、2011年の1月革命を象徴するタフリール広場は再びデモ参加者を出迎えた。広場は5年以上にわたって反体制派の進入が禁止されていた。
エジプトの多くの県で、金曜晩と土曜未明、市民数千人が参加した大規模なデモが発生した。これは、芸術家で、スペイン在住の契約会社オーナー、ムハンマド・アリー氏がアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領の退任を要求するために行った呼びかけに応えたものである。
デモ参加者たちは、「スィースィーは出ていけ」「国民は体制打倒を望んでいる」といったスローガンを連呼、これを受け治安部隊が催涙弾を用いてデモを強制排除、ジャーナリストを含む数十人を逮捕した。
デモ参加者は、アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領が政権を握り、デモを禁止する法律を制定して以降初めてタフリール広場に集結した。カイロ中心街は、タフリール広場にいたデモ参加者と治安部隊との衝突の場と化し、参加者は治安部隊との衝突を受けて大通りから脇道に排除されたが、その後10月6日橋に再び集結した。
(後略)
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( 翻訳者:中村優世 )
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