イスラエル:米国は「世紀の取引」の発表を延期
2019年09月24日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエルの情報筋:ホワイトハウスは「世紀の取引」の発表を延期
【ナザレ:本紙】
米国の元中東外交交渉特別代表のジェイソン・グリーンブラット氏は昨日テルアビブで、政党連合「青と白」の共同代表であるベニー・ガンツ氏と「世紀の取引」と呼ばれる米国の和平計画について協議した。デービッド・フリードマン駐イスラエル米大使が出席した会合の詳細は発表されていない。しかし、イスラエルの国営ラジオ放送は、「世紀の取引」に関する発表が近く行われるとのこれまでの声明に反して、米国政府が「世紀の取引」の発表の延期を決定したと、イスラエルの複数の情報筋の話として報じた。
グリーンブラット氏とガンツ氏は今回が初対面である。ガンツ氏は先週火曜(17日)に行われたクネセトの選挙で得票数1位であった。
また、イスラエルの国営ラジオ放送は、グリーンブラット氏が「イスラエルにとって政治的に敏感なこのタイミング」に計画を発表することができるのかを、複数のイスラエル高官と協議した、と加えた。さらに、グリーンブラット氏と協議を行った複数の高官の話として、同氏の訪問を「別れの挨拶」にすぎないと感じたと報じた。
ネタニヤフ首相はここ1週間、「世紀の取引」はイスラエルの選挙後「非常に短期間か、もしくは数日中に」発表されると主張した。その間、グリーンブラット氏の訪問や、そのタイミング、イスラエルの選挙と「世紀の取引」との関係に対するイスラエルの分析家の立場は様々であった。
(後略)
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( 翻訳者:庭野悠汰 )
( 記事ID:47615 )