大統領府支出、2倍増
2019年09月25日付 Cumhuriyet 紙
会計検査院の報告によると、大統領府の一日の支出は450万リラを超えた。2018年における大統領府への割り当ての2倍の額が費やされ、予算へは一年間で10億900万リラの追加が行われた。
会計検査院は、大統領府の2018年の支出に関しての監査報告書を発行した。最初の予算の割り当てが8億4500万リラである大統領府は出費を重ね公的な財源から一年間で16億4867万8000リラの予算を使った。報告書によれば大統領府は、一日で450万リラ以上の支出を行った。大統領府の人員のためには年間で1億8100万リラが、接待と交際費には4800万リラ、食費530万リラが、衣服には1000万リラ、清掃には380万リラが支払われた。
会計検査院は、大統領府の2018年に関しての財政監査報告書を発行した。会計検査院の大統領府の会計に関しての監査の結果は以下の通りである。
大統領府の予算に100万リラ単位の追加:大統領府への2018年の骨格予算の初回の割り当てとして8億4500万リラが支払われた。しかしながら大統領府の予算へは一年間に10億900万リラの追加が行われて会計検査報告書に反映された。大統領府の支出は2018年に合計16億4867万8千リラに達したという事が明らかにされた。予算から支払われた額はというと7000万リラだったとして報告された。
一日に450万リラ:予算へ10億リラの「追加」が行われた大統領府は2018年の一か月の支払いは1億3700万リラであり、一日あたりで450万リラを上回ったという事が明らかになった。
月給は5万9千リラ:会計検査院によればタイイプ・エルドアン大統領は「大統領職への支払い」の科目から12か月で合計70万8000リラの給料を受け取っていることが見受けられた。2017年に一か月に政府から5万3300リラの給料を受け取ったエルドアン大統領は、2018年には給料が5万9000にまで上昇した。
職員の増加:大統領制における補完の組織、諮問委員会、相談役の意見をもって議論がなされる大統領府の年間の個人の支出も1億600万リラから、1億8100万リラにまで上昇した。役人の支出においては顕著な上昇はなかったが、契約職員の支出は二倍に上昇して1億700万リラとなったことが発表された。
大統領府の「職員」:2017年に「物品とサービスの購入のための支出」には1億5600万リラを支払った大統領府ではこの科目は2018年には4億2800万リラにまで上昇した。最も深刻な上昇はというと、「諸経費」の科目であった。2017年に諸経費として4万2000リラの支払いをおこなった大統領府は2018年に諸経費として2億5800万リラの支払いをおこなったということを発表した。大統領の同意により全種類の交際費には2018年には4880万9000リラを支払った。
大統領府の厨房でも火事が:大統領府の厨房で使用される食材が含まれる「食材や厨房で使用するあらゆる消耗品」という項目においては2017年では260万リラでああった支出は2018年には2倍になり531万1427リラにまで増加した。大統領府の清掃のためにも2018年には380万リラ相当の人員が雇用された。2018年には事務用品は220万リラであったが、「服飾、備品、装身具類」には1000万リラが支払われた。大統領府の暖房、電気と水道代などからなる「高熱水費」には1年間で2558万7000リラから4千98万8000リラにまで上昇した。医務室の消耗品には2018年には417万9千リラが支払われたのが注意を引く。大統領府の2018年の飼料費は14万5000リラとして発表された。
6億3700万リラの赤字:大統領府の「活動収支決済報告書」によれば2018年に3億500万リラの歳入があり、9億4300万64万6861リラの支出があったとする大統領府は、6億3700万80万5千リラの赤字がみられた。報告書によれば合計の支出が16億リラである大統領府の残りの7億500万リラ相当の支払いの詳細は活動報告書に含まれなかった。
税と「寄付」は倍増:報告書によれば2017年に3189万3000リラであった大統領府の歳入は、2018年に3億584万1000リラにまで上昇した。2017年に2400万リラの税収入があったことを発表した大統領府は、「歳入と収益から差し引かれる各種税金」、「物品・サービス税」、「印紙税」という科目の歳入を4181万4000リラとして発表した。「受け取った寄付と援助による特別な歳入」の科目では2017年に9万5750リラだった大統領府は、この科目で2018年に1億8千873万1000リラの歳入があったことを明らかにした。1億8800万リラを骨格予算から得たということを明らかにする一方で、組織と人々から得た寄付も5倍に増えて49万5000リラにまで上昇した。
投資を評価:大統領府の2017年と2018年のバランスシートを比較すると地代にはいかなる変化もみられなかったが、「交通費」は4億4600万リラから5億600万リラにまで上昇した。大統領府の「継続中の投資」の口座では2017年に1200万リラであった貯蓄は19億94400万リラにまで上昇した。
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:47623 )