■イタリア議員使節団がパルミラとヒムスを訪問…ロマーニ議員は本紙に対し「シリア国民は強く、自身と自らの祖国に誇りをもっている」と述べる
【ヒムス:ナバール・イブラヒーム】
パオロ議員はパルミラでの視察中、本紙に対し以下の様に述べた。「私がパルミラ訪問を決意したのは、この街が単にシリアの一区域に留まらず、まぎれもなく全人類にとって重要な世界遺産であると思われたことによる。このような世界遺産の破壊が全人類に対する重罪であるとの観点から、イスラーム国がシリア全土やとりわけパルミラの遺跡で犯した全ての罪に関する率直な証拠を全イタリア国民に伝えること、それこそが今回の訪問の目的である」。同氏はまた今回の訪問が光栄であるとし、シリアでの戦争が終結し、今後パルミラ市や全土の復興に向けて国家が円滑に機能することを望んだ。
一方マッテオ・ブリゴー議員は、パルミラ市内でイスラーム国が犯した罪に衝撃を受けたと述べ、イタリアが遺跡の復興支援を提供できるよう、同地で得られた光景、写真、印象を同国民に伝えることが重要であると指摘した。また同氏は、パルミラが重要な世界遺産であり、全人類の財産であると見なしているとし、イタリアがこの世界遺産の修復・復興に対する支援を提供することを約束した。
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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:47631 )