リビア:米軍がリビア国内のイスラーム国に空爆攻撃
2019年09月28日付 al-Quds al-Arabi 紙

■米軍がリビア国内の「イスラーム国」に対し、8日間に渡り3回の空爆を仕掛ける

【ラーイド・サーリハ:ワシントン:本紙】

米軍は1年間の軍事的沈黙を破り、「イスラーム国」戦闘員に対して8日間で3回の空爆を行った。

米アフリカ軍(AFRICOM)司令部は金曜日(27日)、木曜日(26日)にリビア南西部の戦闘員に対して空爆を仕掛けたと発表した。

報道発表によると17名の戦闘員と見られる人物が殺害されたという。一方、米アフリカ軍司令部はこの空爆による民間人の死傷者は確認されていないと伝えている。

へイディー・バーグAFRICOM情報局長官は、声明の中で「イスラーム国に対する今回の続けざまの攻撃は、無辜のリビア市民に危害を与えようとするテロ組織網をAFRICOM司令部が毅然とした態度で攻撃目標としていることを明示している」と述べた。また、同長官は米国が同地域内の他の組織やテロリストも引き続き注視し、彼らからリビア国内で調整や計画立案、活動を行うための「聖域」を剥奪すると明らかにした。

この金曜日の発表は、木曜日に発生したムルズーク近郊の空爆の直後に行われた。なお、AFRICOMはこの木曜日の空爆で殺害したのは11名のイスラーム国戦闘員であり、民間人ではないとしている。

また、これらの空爆に先行して今月19日にムルズーク近郊で空爆がすでに行われており、AFRICOMは、同軍が民間人ではなく8名の戦闘員と見られる人物を殺害したと発表した。

米軍は2018年にリビアで8回の攻撃を行ったが、(今年に入ってからは)今月19日が初めての攻撃となった。

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( 翻訳者:二瓶恵理子 )
( 記事ID:47651 )