アルジェリア:最大のイスラーム政党、大統領選に候補擁立せず
2019年09月29日付 al-Quds al-Arabi 紙
■アルジェリア最大のイスラーム政党は大統領選に候補者を擁立しないことを決定
【アルジェリア:アナトリア通信】
アルジェリア最大のイスラーム政党である平和のための社会運動(MSP)は、12月12日の大統領選挙で、アブドッ・ラッザーク・マクリー党首を候補者として擁立しないことを決定した。
この決定は、土曜夜から日曜にかけての会議の終了時に行われた党の諮問評議会(2度の党大会の間に招集された最大の機関)の秘密投票の後に下された。
個人的な理由の為匿名を希望した党の幹部によると、大統領選に対する党の立場について何時間も議論した後、大多数の評議員は大統領選に候補者を擁立しないという選択肢に投票した。
また同情報筋によると、この決定は必ずしも大統領選へのボイコットを意味するものではなく、党の指導部は後日、この政治的日程にどのように対処するかを発表する。
アブドッ・ラッザーク・マクリー党首は日曜午後、この大統領選における党の一連の選択について説明するため記者会見を開く予定である。しかし、複数の情報筋が言うように、党の決定は野党統一候補支持への扉を開くということを意味するのだろうか。
以前、同党は、選挙が現在の同国の危機から脱け出すための最良の解決策であると発表した。他方で同党は、アブドゥルアズィーズ・ブーテフリーカ前大統領の体制の幹部たちが政権の座にとどまり続けたままにするかなど、選挙実施を取り巻く状況についての態度は留保した。
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( 翻訳者:當麻舞美 )
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