トルコ:シリア人難民の子供と失われゆくアラビア語①
2019年10月02日付 al-Quds al-Arabi 紙

■トルコに住むシリア人の子供たちの世代は「アラビア語」が不得手。

【アンタキア:本紙】

トルコに住むシリア人難民のムハンマド・ハサンさん(35歳)は、娘のラーマーにアラビア語の文字を教えることに自身の時間をすべて注いでいる。しかしながら、彼は大きな困難に直面している。ラーマーはそもそもアラビア語を書くことに興味がなく、公立学校で習うトルコ語の方が得意だからだ。

このように、シリア人難民たちは自分たちの子供が母語を学んでないことに不安を覚えている。シリアで革命が起き、避難が始まって8年がたち、8歳になる子供たちの新しい世代がトルコで生まれているのだ。

シリアとの国境付近の町ガズィアンテプに住むハサンさんは、8歳半(小学校3年生)になる娘のラーマーにトルコの学校でアラビア語の文字を学ばせられていないと述べる。その為、「家ではアラビア語を使うようにしたが、娘はアラビア語で話すことはできても、読み書きができない」とのことである。

彼は本紙に「娘は学校で同級生たち話すときはトルコ語だし、外で遊ぶ時もトルコ人の子供たちと彼らの言葉で遊んでいる。だからアラビア語を話すことが彼女にとって難しくならないか心配だ」と明かしてくれた。

“家族は生活の糧を得るのに精いっぱいで、トルコ政府は彼らが母語を学ぶことに興味は示さない。”

ハサンさんは勤務時間が長く、十分な時間が取れないため、娘がアラビア語の会話と書き取りができるようになることを願って、彼女を入れるための私立の教育施設を探している。彼は言う。「私はトルコ語がどれだけ大事だったとしても、娘が母語を話せないなんて許せない。僕たちの母語は僕たちの文化であり、歴史でもあるんだから、1番重要なんだ」。

(2)に続く

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( 翻訳者:庭野悠汰 )
( 記事ID:47682 )