サウジアラビア:ハーショグジー氏殺害事件とアラムコ社への攻撃に対するサウジ皇太子のコメント(2)
2019年09月30日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ビン・サルマーン皇太子はハーショグジー氏殺害事件及びアラムコ社に対する攻撃に関し、どのように語ったのか(2)

【ラーマッラー:本紙】

国連人権高等弁務官事務所は昨年7月、国連特別報告者のアグネス・カラマード氏による、超法規的な処刑に関する101ページのレポートを発表した。カラマード氏はレポート内でハーショクジー氏の故意殺害の責任はサウジアラビアにあるとした。

カラマード氏はムハンマド・ビン・サルマーン皇太子を含むサウジ高官の取り調べを要求するに値する信頼性の高い証拠の存在を強調した。

「アラムコ社への攻撃…宣戦布告」

サルマーン皇太子はアメリカのマイク・ポンペイ外相と共に「アラムコ社への攻撃はイラン側による宣戦布告とみなされる」ことで合意し、イランに軍事的ではなく、政治的に対応することを望むと述べた。皇太子のよれば、そのほうが好ましいという。

また皇太子は、サウジアラビア政府とアメリカ政府が、ドナルド・トランプ大統領とイランのハサン・ロウハニ大統領との会合を歓迎しているが、イランがこれを拒否していると強調した。

続けて、さらに危険をもたらすことから、現在、イランに対し強い対応を取る状況にはないと述べた。そのうえで、世界がイランに対する抑止で協力しなければ、石油価格は「非現実な価格」にまで上昇し得ると警告した。

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( 翻訳者:松浦葵 )
( 記事ID:47690 )