ウズンギョルの違法建築撤去、10月5日開始へ
2019年10月02日付 Hurriyet 紙


トラブゾン県チャンカヤ郡にある世界的に有名な観光名所であるウズンギョルが違法で景観を損なう建築から守られる。土地整備の調和にふさわしくない約118の建築物の撤去のために建築物の所有者に対しチャイカラ市からの通達の送付が始まり、撤去は10月5日から開始されることが通知された。

40年前にはトウモロコシ畑を思い起こさせる存在であり、今日には世界的に有名な観光名所となったウズンギョルにとっての観光シーズンの終わりとともに違法建築の撤去に向けての行動が開始された。土地整備の調和にふさわしくない違法で景観を損なう建築物の撤去に関してトラブゾン県知事からチャイカラ市へ通知が送られ撤去が行われる場所からの立ち退きと、撤去に相応しい状態へとされることが要求された。

通知の書面では「わが県はチャイカラ郡のウズンギョル一帯とその周辺の自然の開発規制区域(SİT)と特別環境保護区域がその中に含まれており、市長によって撤去の決定がなされたこの建築物の所有者たちに対して2019年10月5日にまでに建築物からの立ち退きの方向で必要な通達が行われて、建物内部からの立退きが行われることと、必要であればその立退きと立ち退きされた場所についての公式報告書が県知事(県環境都市整備局)に送付されること。」という表現を用いた。

この通知ののちに行動に移ったチャイカラ市はウズンギョルの建築物所有者らに対して通達の送付を始め、2019年10月5日にまでに建物を空けることが要求された。

約1650ヘクタールである土地に立地して、1983年に国立公園が宣言されて2003年にも約3万ヘクタールに達して特別環境保護区域が宣言されたウズンギョルは、近年になり違法建築物によって問題になっている。レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、ウズンギョルをまるでリゼのアイデル高原のような景観を乱す建築物の悪い例として示し、必要な対策が講じられることを要求した。これを受けて行動へと移ったムラト・クルム環境都市整備大臣はリゼのチャムルヘムシン郡にあるアイデル高原のようにトラブゾンのチャイカラ郡にあるウズンギョルにおける必要な調査を完了した。

今年の7月にウズンギョルを訪問したムラト・クルム環境都市整備大臣は土地整備の調和に相応しくない約118の建築物の取り壊しを実行することを発表した。ウズンギョルを国際的な意味で自然の美しさの引き立つ場所としていく事業を開始したということを述べたクルム大臣は、「シーズンが終われば、次の段階の適用に移りたいと思っています。まず初めに違法建築物の取り壊しを実行します。土地整備の調和に相応しくない建築物の取り壊しを行います。その次としてウズンギョル内では深刻な交通問題が存在しています。この交通の問題を解決することができる一ヶ所、もしくはそれ以上の数の駐車場もこの一画に設置します。入り口と出口の2ヶ所への駐車場の設置を見込んでいます。ここは私達の最も重要な国立公園の一つになることでしょう。そしてこの枠組みで周囲の遊歩道を新装します。」という表現を用いた。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:47692 )