パレスチナ:パレスチナは未曾有の危機に瀕している(3)
2019年09月29日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アタッラー・ㇵナー大司教:「エルサレムは未曾有の危機に瀕している。エルサレムを救わなければ、新たな災難に見舞われるだろう」

【ナザレ:本紙】

ハナー大司教は、「2000年から48人もの記者が殉教し、数百名もの記者が負傷した。その一方で西岸とガザ地区で占領者イスラエル当局に逮捕された記者は23名にのぼること」を忘れずに覚えている、と述べた。そのうえで、「ここ数年パレスチナ人記者らに対するイスラエルの侵害行為は恐ろしいものだった」と述べ、国際社会や国際ジャーナリスト連盟、アラブ記者連盟に対し報道という職責を全うしているパレスチナ人記者に与し、彼らに対する占領者イスラエルの絶え間ない犯罪的な侵害行為を非難するよう求めた。

大司教は以下のように述べた。「占領は全パレスチナ人民を対象とし、パレスチナ人記者層も狙われている。何故なら、占領者イスラエルは我が国で起きている出来事を収めた真実の映像を全世界に配信されたくないからだ。また、パレスチナ人報道関係者らは占領者イスラエルの一部の者たちがホラ吹くような煽動者ではない。むしろ彼らは真実を世に公表するために活動しており、そして真実というのはただ単に偽造や解釈、欺瞞から遠くかけ離れたものであるだけだ」と強調した。さらに、「全ての敬意と尊敬と誠意をパレスチナのアラブ人記者に。我々は彼らと連帯し、彼らに与し、そして彼らがパレスチナ問題の公平性を守るために果たしている先駆的な役割を評価することを表明している」と続けた。

(後略)

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( 翻訳者:片居木周平 )
( 記事ID:47788 )