『ハヤート』紙更新停止の真相(4)
2019年09月28日付 al-Quds al-Arabi 紙
■『ハヤート』紙から明かりが消えた:サウジアラビア人共同責任者は取引の停止を企図していたのか?
【ベイルート:本紙】
最近中断した(ハヤート紙の)売却を巡る交渉では、売却総額は1億ドルから1億5千万ドルの間で推移していたとされている。また交渉の対立点の一つとして、どちらの当事者が現在の負債を担うことになることになるのかという点もあった。また、株式はサウジアラビアの機関とUAEのグループの間で分割される。UAE側はハヤート紙株の過半数である51%の所有を望んでおり、ハヤート紙の再発行と企業の発展に向けた計画を自身で提示することをその理由とした 。一方でサウジ側は、報道の編集方針 を含む複数の条項と引き換えに同社株の49%を獲得するとみられている。
両者間交渉の複数の関係者によれば、サウジアラビア側が交渉の線に介入してくる事実に関連し、 今回の「協力」は売却計画を阻害し、ハヤート紙の新規発行を再びさせないことが(サウジ側の)真意であるとした 。なぜなら、今後ハヤート紙が強力な体制によって復活した場合、同紙が「シャルクルアウサト」紙にとっての強力なライバルとなることが彼らの中で懸念されているからだ。
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( 翻訳者:難波奈央 )
( 記事ID:47806 )