エジプト:人権委員会委員長が各国にテロ行為の教唆を違法化すよう要請(1)
2019年10月10日付 Al-Ahram 紙
■エジプト人権委員会の委員長は、各国の政府と議会にテロ行為の教唆を禁止する措置を講じるよう要請
【ガーダ・アブーターリブ】
エジプト議会のアラー・アービド人権委員会委員長兼アラブ議会議員は、フランスで行われた地中海議員会議および欧州議会のハイレベル合同議会の場で、テロとの戦いと、国家および国際レベルでの(テロの)予防から訴追に至るまでの最新技術について語った。
アービド委員長は、テロや過激主義に向き合い戦うために議会の協力を強化し、地域・国際レベルでの取り組みを調整することが求められていると明らかにした。また、テロ組織と彼らの所有する最新技術を用いた機器、そして手先となっているメディアに対するアラブ議会の構想は、いくつかのポイントに焦点を当てていると指摘した。そのうちの一つには国家の義務に従った国内法と国際法の枠組みの発展や、テロとの戦いに資する立法および国家政策の見直しが挙げられるという。
アービド委員長はまた、テロとの戦いの包括的な基盤としての国際的な協力関係を通して、明確で具体的な国際規模のスキームに合意する必要性を指摘した。そしてテロ行為の教唆の禁止について、世界の政府と議会が必要とし、国際法の下で各国家の義務と合致するような措置を講じる必要があると続けた。
(2)に続く
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( 翻訳者:佐藤みちる )
( 記事ID:47818 )